お友だちがほしかったベッツィーのお向かいにテイシイの一家が引っ越して来ました。
子どもたちが親しくなるまで、相手が恥ずかしがり屋だとそう簡単にはいかないものなのかもしれませんが、でも仲良しになってしまえばあっという間に深まってしまうものなのかもしれないなあと思いました。
大家族の時代には、家族の誰かが亡くなるということも自然な流れの中で受け入れられていくものなのかなと、さらっとそんなことが出てくる辺りに驚きを感じました。
二人が小学校に上がるところも描かれているので小学一年生ぐらいのお子さんに読み聞かせするのにちょうどよさそうな内容だと思います。
主人公が女の子なので女の子の方が共感できそうなお話かもしれません。
息子が三年生なのでもう少し早く読み聞かせできたらよかったのにと思いました。
大人もアンテナを張っておいて子どもが適切な年齢に児童書に出会えるようにしてあげられたらといいのにと思いました。
絵が山脇百合子さんなので、子どもたちも親しみを持って迎えてくれそうな児童書だと思います。
読んでいると友だちっていいものだなと思えます。
また、子どもの遊びに大人がまじめに相手をしてくれる辺りもいいなあと思いました。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子8歳)
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