あたしは、世界一のおねえちゃん。おとうとも、世界一のおとうと…のはず。だから、まいごになってもだいじょうぶ。ぜったいおうちに帰るんだから! でも道を教えてくれる連中は、みんなたよりにならなくて…? 元気で仲よしの姉弟のちょっと変わった冒険を独特のユーモラスなタッチで描く幼年童話。
てれび絵本で、「ごきげんなすてご」シリーズにはまった長女が、続きを知りたくて借りてきました。どこにも「ごきげんなすてご」とは書いてないので、これはシリーズとは違うのかもしれないけど、登場人物からすると、少し大きくなったおねえちゃんと、だいちゃんなので、やっぱり後日談なんだと思います。
世界一のおねえちゃんになりつつあるあたしは、おとうとも世界一のおとうとにするために、おとうとをセンジンノタニに突き落とすことにした。そこから、ひとりではい上がってこれるくらい、知恵と力と勇気のあるおとうとでなくっちゃ!
ところが、自分もいっしょに迷子になってしまったおねえちゃん。無事お家に帰れるのでしょうか?
絵本というよりは、挿絵も字もたくさんある童話ですが、ストーリーのおもしろさと、会話調の語り口で読みやすく、アッと言う間に読めてしまいます。
小学生になれば、自分でも読めると思いますが、お話のおもしろさを味わわせるには、やっぱり大人が読んであげた方が楽しめると思います。 (ぼのさん 30代・ママ 男の子10歳、女の子7歳、女の子3歳)
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