「トントラワルドの物語」(エストニア)「王様の健康を!」(ロシア)など、ラングが編さんした世界のむかし話17編を収録。
先日同じラングの全集の「1・みどりろ…」を読みましたが、2巻目のこちらの方が個人的には好みのお話が満載でした。
田田、1巻に比べると、1話1話がやや長めなので、あまり小さなお子さんだと、話が長くて飽きてしまうかもしれません。
ひとり読みなら小学校中学年くらいの物語好きのお子さんたちにお薦めしたいです。
タイトルや表紙の挿絵からも何となくわかるかもしれませんが、この2巻には「王子さま」や「お姫さま」がたくさん登場し(王さまやお妃さまの場合もある)、
冒険や魔法使いとの戦いの旅に出るお話が多かったので、どちらかといえば、ロマンチックなハッピーエンドが好きなお子さんに一番お薦めしたいです。
この『童話集』は(1巻の感想にも書きましたが)、
童話集というより、ラングが当時集めた世界各国の昔話や民話をラング流にまとめた昔話集です。
なので、どの話もどこかで聞いたことのあるようでもあるし、いろんな昔話が混じっている(?)と思うようなお話もありました。
特に気に入ったのは「けもののことば」と「「花をつんでどうなった」でした。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子12歳)
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