
ある日、仲よしの喜六(きろく)と清八(せいはち)は、お伊勢参りの旅に出かけることになりました。この時代、お伊勢参りは、憧れの一大レジャー。行き帰りに8〜10日かけての贅沢な旅で、着物や笠を新調して出かけます。途中、七度狐に化かされたり、見せ物小屋で騙されたり、役人につかまりそうになったりしながら、なんとかお伊勢さんに到着します。喜六と清八のやりとりが軽妙で、親しみやすく、上質の笑いに心休まる読後感です。

本当は兄ちゃん向けな気持ちで借りてきたけど、
意外と次男坊が喜んでくれてたので、一応次男坊で登録。
大阪の喜六(きろく)と清八(せいはち)が伊勢参りに行こうって
旅に出て〜という珍道中の落語まんがです。
中は全部マンガの形で、マンガ慣れした子供なら楽に読めます。
漢字は全部ルビ付だから、気になった次男にも読めたようで。
話の合間には桂文我さんによる落語的な解説が入ってて
「へぇ〜」でした。
落語ではよくある、お茶屋で注文したら、「ない、ない」ってなるものや
キツネに化かされるものなど、大人ならどっかで聞いたことが
あるものですが、子どもたちは大笑いしてました。
なかなか落語を聞く機会はないけれど、
こういう形とはいえ、落語って面白いんだな〜ってしみじみでした。 (わにぼうさん 40代・ママ 男の子10歳、男の子7歳)
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