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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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ぼくのなかのほんとう」 みんなの声

ぼくのなかのほんとう 作:パトリシア・マクラクラン
訳:若林千鶴
絵:たるいし まこ
出版社:リーブル リーブルの特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2016年02月24日
ISBN:9784947581839
評価スコア 4.05
評価ランキング 27,242
みんなの声 総数 21
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  • ポカポカした本です 受賞レビュー

    • アイカさん
    • 10代以下
    • その他の方
    • 福岡県

    私は、海外の本に苦手意識があったので、最初母にこの本を進められたとき、私にも楽しく読むことができるだろうかと正直不安でした。ちょっとわかりにくいところもあったけど、読んだ後、心がポカポカしました。私がこの本の中で1番素敵だなと思ったところは、エリーが沢山の動物に囲まれているところです。何よりも文章がとてもきれいでした。読んでいるだけで、自分もその場所にいるような感じがして、なんだかとてもうれしかったです。
     私は、挿絵も大好きです。どの絵もとっても温かく、このお話に凄く合っていました。きっとどの世代の人でも楽しめる1冊だと思いました。

    (14才の娘自身の感想です)

    投稿日:2017/05/23

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  • 本音

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子5歳、女の子3歳

    家族でも本音をさらせないみたいな関係はたしかにあるところにはあるでしょうね。
    音楽家の両親を持つ少年ロバートは、距離を感じているようです。
    自分になにか足りないことが…と自信がない様子なので少々心配しながら読みました。
    ちょっとずつちょっとずつでいいから、自身を持って、本音を言って、距離が縮まっていくといいですね。

    投稿日:2017/05/23

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  • 3歳、無言で聞き入る

    もうすぐ4歳になる子に読みました。
    こちらは挿絵が少なく、絵本というより児童書というかんじで、多分小学生向けなんじゃないでしょうか。
    内容も外国のお話なので文化の違いが小さい子にはわかりにくいように、自分で読んでいて感じました。

    まず息子に表紙を見せると、読んで。と。
    寝る前に1日1章づつ読んできました。
    途中、怪我をしたシーンや終盤は2章まとめて読んだりしました。

    ちょっとづつ読んでいったので、翌日には内容どころかキャラをすっかり忘れていて、
    毎回、ロバートは誰?そう主人公。エリーは?犬だよ。
    と、説明をしていきました。

    そんなゆるりとした読み聞かせで最後まで読んでいき。
    感想を聞いてみました。
    意味がわからなかった、と答えるかなーなんて思っていたのですが
    「もう一回読んで」

    今、2週目を読んでいます。
    読み返していて、大人でも初回との感じ方が違うなーと思いました。

    3歳にはとても難しい本だったと思いますが、親と子のつながり、祖母との信頼関係など、息子なりに身近に感じられたんだと思います。

    普段手に取ることはない本だったので、レビューコンテストをきっかけに息子に読んであげることができてよかったです。

    投稿日:2017/05/23

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  • 本音

    • みいのさん
    • 50代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子14歳

    読んでいて、私と母の関係を振り返り、そして私と子どもたちとの関係を考えました。
    何でも言い合って、言い過ぎてしまうことは良くありませんが、時には本音で話せる関係が、大事だと思いました。
    ラジオから流れる曲を耳にして、ロバートがすぐ「母さんの演奏だ」と気付く場面が好きです。
    ロバートだけでなく、お母さんも、お母さんとして成長していくような予感がしました。

    投稿日:2017/05/22

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  • 大人にもおススメ

    パトリシア・マクラクランさんの本には、いつも「モノのわかった大人」が、登場する。しかも、それが親族なんて! 日本では、一体、こんなステキな大人が、どれだけいるのだろう?
    親以外にも、心をわかちあえる「大人のともだち」がいたら、とても心強いだろう。そして、きっと、そんな「ともだち」をもった、少年、少女たちが、魅力的な大人になるのかもしれない。大人にもおススメの一冊だ。
    日本語訳もなじみやすくてとてもイイ。一晩で気持ちよく読める。
    また、犬好きの子どもたちにもおススメ。

    投稿日:2017/05/22

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  • 複雑ですね

    題名の「ほんとう」ってなんのことなんだろうと思って、手に取りました。なんか3分の2くらいまで、その正体がもやっとしていて、すっきりしないいらだちに似たものを感じていたのですが、なるほど、ロバートの家では、その「ほんとう」と言われるものがすべての人の中であやふやだからこそ、それを象徴するかのように、もやもやっとしたものとして描かれているのかな?と思いました。

    人ってみんな何かに欠けていたり、大事なことを言葉にできなかったりする存在なのかもしれませんね。でも、それを口にする勇気が、幸せになるきっかけなんでしょうね。

    余談ですが、私は、おばあちゃんは認知症とかそういうものになっているのかと最初思っていましたが、全然違うんですね。おばあちゃんの告白がロバートを救ってくれてよかった。

    なんとなく難しい本です。でも、最後に希望があり、ほっとします。

    投稿日:2017/05/17

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  • きっと通じ合う、、、

     忙しいお母さんと、なかなか気持が通じなくて、さみしい思いをする、ロバート。でも、おばあちゃんと過ごすうちに、おかあさんも、小さいころ悲しい思いをしたことを知ります。
     
     元気で好奇心いっぱいの、おばあちゃんがステキですね。おばあちゃんとヘンリーとぼくの友情に しみじみしました。年齢をこえた友達はいいなと思いました。
     
     ぼくとおかあさんの、ほんとうの気持、きっと通じ合うことでしょう、、、。みんなの会話が聞こえてきそうなお話と、挿絵がよかったです。

    投稿日:2017/05/18

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  • バイオリニストのママと、作曲家でビオラ奏者のパパ。
    ふたりは演奏会の事でいつも頭がいっぱい。
    いつものように、ひとり息子のロバートをおばあちゃんに預け、
    2ヶ月の演奏旅行に出かけてしまう・・・。

    ロバートの心の成長と、
    まわりの大人たちの、温かいかかわりが印象的です。

    一番分かりあいたいママとのやり取りがせつない。
    しかし、ロバートの勇気ある行動が、みんなを幸せに導きます。
    ロバートの姿から、近くにいても分かりあおうとする努力が大事だと、考えさせられました。
    子どもの心の成長が、たくましく感じられる作品です。

    投稿日:2017/05/17

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  • 映画を見ているよう

    息子よりもバイオリンに夢中な様子の母親と、多感な時期真っ只中の少年ロバート、それに変わり者の祖母マッディの3人を軸に物語が進んでいきます。
    夏の間、おばあちゃんの元に預けられ、不思議な体験をするストーリーは、私の大好きな「西の魔女が死んだ」と少し似ている感じがしました。
    テンポの良い会話と、明快な状況描写は映画を見ているようで、一気に読み終える事が出来ました。
    両親からストレートな愛情を受ける事のなかったロバートですが、こんな素敵なおばあさんがいて本当に良かったと思います。

    投稿日:2017/05/13

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  • 「ほんとう」を見つけよう

     両親の愛、特に母の愛を求め、でも一人で耐えているロバートの姿が切なかったです。そんなロバートに寄り添う犬のエリー、祖母のマッティ。そしてマッティに寄り添うご近所の医師であり友人のヘンリー。人は、共にいる温かさで互いを支え合う・・・そんな風に感じました。

     タイトルの『ぼくのなかのほんとう』は、作者の一番言いたかったこと。他の人の言動や価値観に左右されない、譲れない自分の中の大切な真実、ということでしょうか。祖母のマッティは、自分の中の「ほんとう」を大切に、自由に軽やかに生きています。お医者さんのヘンリーにも「ほんとう」がありました。

     ロバートは彼らと過ごし、「冷たい」と感じていた母さんの心の傷を知って少し理解し、自分の中の「ほんとう」を見つけることができました。彼は思慮深く、思いやりがある本当にいい子です。きっと、これから母さんといい関係を築いていくことでしょう。

     ロバートはいろんなことを感じ、心の中でいろんなことを考えていました。同じようにいろんなことを抱え感じている子どもの心に響く物語かなと思いました。小学校中学年くらいから。

    投稿日:2017/05/14

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