新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

こもれび」 みんなの声

こもれび 文:林 木林
絵:岡田 千晶
出版社:光村教育図書 光村教育図書の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2020年02月
ISBN:9784895722568
評価スコア 4.36
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  • しみいる

    林木林さんの本がすきなので、読んでみました。小さな草花たちのお話です。そのさく位置によって、こもれびを受け取るさまはそれぞれ違う。その草花の思いを読みながら、おのずと人生を考えてしまいます。こもれびを感じるあわくやさしい絵をながめながら、忘れがちな大切なことに思いをはせました。日々のニュースを見ながら、不安にゆれる今、静かに、しみいるような絵本に騒ぐ心がなぐようでした。

    投稿日:2020/04/10

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  • 今の幸せに気づくということ

    この絵本は、小さな草花たちのお話です。
    こもれびを受けることを当然のように思っているたんぽぽと、どんなに願ってもこもれびを受けられないすみれ。
    お互い近くにいるのに、二つの草花が置かれている環境は明らかに違います。
    だから、こもれびに対する気持ちも違います。
    たんぽぽは、受けるこもれびが少し減っただけで不満を持ち、すみれは、ほんの少し受けただけでとても喜びます。

    これは、今を生きる私たちにも当てはまるような気がします。

    幸せの時間が長く続くと、それを当たり前のように受け止めて、少し減っただけで不満を抱く私たち。すみれのような環境にはいたくないけれど、たんぽぽのように当たり前だと受け止めるのも、どうかと思います。

    この絵本は、今の幸せに気づくことの大切さや謙虚な気持ちを持つことの大事さを、たんぽぽやすみれを通して教えてくれているのでしょう。

    小学校中学年から大人まで、幅広い年代の人にお勧めしたい絵本です。

    投稿日:2020/03/04

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  • かげがあるからこそ光は美しい

    同じ作者さんコンビの『あかり』が素晴らしかったので、こちらも読みたいと思いました。
    こもれびを待つなずなやたんぽぽやすみれたち。みんな光を求めて会話します。
    「かげがあるからこそ光は美しい」というセリフに、考えさせられました。
    癒されたり、励まされたり、考えさせられたり。読む方の気持ちによって、印象が変わりそう。大人向けの絵本かなと思います。

    投稿日:2021/10/28

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  • 人生を重ねてしまいました。

    草花たちが、こもれびを求めながら健気に生きているお話です。
    自分が芽を出した場所により、光があたるもの、あたらないもの。
    でも、自らのおかれた状況にもあきらめない姿には、人生を重ねてしまいました。
    静かなお話で、高学年くらいから楽しめそうに思います。

    投稿日:2021/06/14

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  • いつか また、光がくる

    詩人でもある林木林さんの文章にやわらかな草花たちや、光、空を描いている岡田千晶さんの作品です。
    最後の方の頁の草花たちの言葉が素敵です。
    つゆくさは「朝つゆほどの、こもれびでも、大きなきぼうの光になるんだわ」
    すみれは「いつかまた光がくる。そのときのために、葉をひろげておきましょう。どんな小さな光にもちゃんとふれられるように」やがてすみれのしずくのようなつぼみが、ほんの少しひらきました。
    それぞれの小さないのちが、ほのぐらい木陰のそこかしこに輝く光を見つめながら、それぞれの思いを抱いて生きている。

    何気なく過ごしてしまいがちな日々も愛おしく、大切に過ごしたいと感じました。

    投稿日:2021/06/03

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  • 気まぐれな木漏れ日の中で

    全ページ、お試しで、読みました。
    ちいさな野草たち、タンポポ、なずな、シロツメクサ、スミレの
    おしゃべりです。
    ちらちらと、時折届く、太陽の光。
    その中で、不安になったり、幸せになったりそれぞれですね。
    一生懸命生きている野草、大好きなので、うっとり見とれました。

    投稿日:2020/10/18

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  • なんとも微妙で仄かな光の当り場所の中で、わずかな光を待ちわびる植物たち。
    風のいたずらで揺らめく光に一喜一憂する植物たち。
    幻想的な絵に、心を揺さぶられます。
    木々の下で育つ植物たちは、動くことが出来ないことを改めて実感しました。
    人間でよかった。

    投稿日:2020/06/17

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  • 不満か幸せか

    『あかり』、『ひだまり』のコンビによる作品。
    同じ光をめぐる物語ですが、また違った視点から考えさせてくれます。
    木陰に群生する草花たちのつぶやきを描きます。
    それぞれに与えられるのは、こもれびの気まぐれな日照。
    動けないからこそ、ただ、与えられる立場なのですが、
    そのとらえ方が以外にも様々なことに気づかされます。
    日頃の何気ないことの評価は、意外にも、自身の考え方次第、ということでしょうか。
    不満か幸せか、心の持ちようかもしれませんね。
    小学校高学年くらいから大人まで、不安の時代だからこそ、考えたい作品だと思います。

    投稿日:2020/04/13

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  • 春に

    こもれびを求めるすみれのお話。すみれの、ささやかな願いが、パステルカラーの優しい色彩に包まれて、優しい言葉で描かれています。森のなかで、自然に触れているような、森の空気を吸っているような感覚になる絵本でした。

    投稿日:2020/04/02

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  • 植物の気持ちになれる作品でした。
    今までは元気のある林木林さんの作品ばかり読んでいたので、この作品のようにゆったりとした時間の流れを描いた作品は初めてでした。

    小枝にとまった小鳥や、宙を舞う蝶。
    背丈の短い植物たちから見た見上げた世界が広がっていました。

    投稿日:2020/04/01

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