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ちいさな赤いとうだい」 みんなの声

ちいさな赤いとうだい 作:ヒルデガード・H・スウィフト
絵:リンド・ウォード
訳:掛川 恭子
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2004年
ISBN:9784776400714
評価スコア 4.5
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みんなの声 総数 5
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  • 灯台に会いに行きたくなりました

    • あまたろうさん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子7歳、男の子7歳

    ニューヨークの町を背景に、ハドソン川沿いに立つ、小さな灯台。
    丸くて、赤くて、気のいい灯台です。

    昼の間は、誰に話し掛けられても返事をしませんが、夜、灯台守のおじさんがやってきてガスの栓を回してくれると、灯台は、近くを遠くを行く船たちに元気に声を掛け始めます。

    「ピカッ! ピカッ! ピカッ!
    パッとついたよ、パッときえたよ!
    きをつけるんだよ! ぼくはここにいるよ!
    あぶないよ、あぶないよ、あぶないよ!
    ここにいわがあるよ! ちかよっちゃだめだよ!
    ピカッ! ピカッ! ピカッ!」

    灯台は、みんなの役に立っていることが、とてもうれしくて、得意でした。
    どの船も、灯台の光のおかげで、通り道を外れずに旅をすることができました。

    そんなある日のこと…。

    アメリカに実在する、1880年に建てられた小さな赤い灯台がモデルです。
    絵本の最後のページに、この灯台の歴史が紹介されています。
    老朽化し競売にかけられそうになった灯台が、ニューヨーク市民の熱望により、市に寄贈されたというエピソードや、さらに、この絵本の出版60周年にあたる2002年、灯台のレンズが新しく取り付けられ、眠ったままだった灯台が、再びハドソン川の水面を照らすようになったという話に、胸が熱くなりました。

    この絵本の中で語られる、小さな赤い灯台の表情は、時に頼もしく、時に愛らしく、そして時に切なく、その胸の内がまっすぐ伝わってきました。
    大きな橋の完成で、自分はもう必要ないと思い込んでしまった灯台は、その大きな橋から掛けられた言葉により、再び自信を取り戻します。
    (この場面、灯台の気持ちが痛いほど伝わってきて、子どもに読みながら泣きそうになりました…。)

    必要とされること。誰かの役に立つこと。
    それが、生きていく上で、どれだけ心の支えになるか。
    擬人化された灯台の、心の変化や表情(絵が素晴らしいです)を通して、教えられました。
    実在の灯台のエピソードを置いておいても、この本は、自信を持ってお薦めできる、星5つの絵本です!

    久々に出会えた、“いとおしい”一冊です。

    訳は、バーバラ・クーニーの「ルピナスさん」の訳者・掛川恭子さんです。
    (センスのいい訳をされる方で、ファンになりました^^)

    投稿日:2007/08/28

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  • よかったね赤いとうだい

    実際にアメリカにある灯台が主人公のお話とのことです。
    時代が変わると、新しいものが作られ、古いものは置き去りにされてしまいます。いくら役にたったものでも…それは仕方のないことかもしれませんが、忘れないでいたいと思います。

    投稿日:2019/10/13

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  • 赤いちいさな灯台のこと

    なぜか海のことを、ずっと考えていました。
    特に灯台のことを。
    そして灯台の絵本を探して見つけたのがこの絵本でした。
    絵をみると、力があって、輝いています。
    チカチカ瞬く灯台、鐘の音。
    大きな橋が建設された時は、
    赤い灯台とおなじようなみじめな気分になりました。
    でもおじさんが遅れたのはそのせいではなかったのですね。
    空の船と海の船、、、ああ、そうなのか、知らなかったと思いました。
    すてきなお話でした。

    投稿日:2016/10/09

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  • 小さくても頼りがいのある灯台でした

    ニューヨーク、ハドソン川のほとり、マンハッタン島にある実在のジェフェリーズフック灯台が主人公。
    小さいながらも川を行き交う船の安全を守ってきた頼りにされる存在です。
    その灯台が、川に大きなジョージ・ワシントン橋ができると、橋桁の下に取り残されることになってしまいました。
    自分の役は終わったと落胆していた灯台ですが、嵐の夜にタグボートが座礁して壊れてしまったことから、自分にも役割があることを知らされます。
    物語では灯台は再び灯りをともすようになるのでした。
    嵐の風景が擬人化されて描かれているところが印象的でした。

    実際の灯台は、この絵本の出版60周年にニューヨーク市民の強い要望で、再び灯りがともされたそうです。
    この絵本とともに、この灯台がいかに人々に愛されてきたか、エピソードも加えて味わいのある絵本になっています。

    投稿日:2010/07/05

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  • これからも現役で!

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子10歳、男の子6歳

    ニューヨークのハドソン川沿いにある灯台が主人公です。
    ハドソン川というと、橋が有名ですが、こんな灯台があるなんて、これを読むまで知りませんでした。
    小さいながらもりっぱな役割をはたす灯台に感動。本当に灯台に命がふきこまれているかのようでした。
    灯台の上にかけられた大きな橋、ジョージワシントン橋。この橋は、空の船、つまり飛行機のために光を放つものだったんですね。橋と灯台の役割分担があることも、初めて知りました。
    絵本を通して、教科書にはのっていない歴史を知ることができるのは、喜ぶべきことだと思います。こういった本を通して、子どもたちの心を世界に向けることができると思うと、うれしいですね。

    投稿日:2010/01/17

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