いもとさんの作品が大好きなのに、この作品を知らずに今まできました。
タイトルの「にゃんこおうじ」という感じからは想像もつかないほどに、深いテーマが描かれた絵本で驚きました。
家来をいっぱい従えて命令しているのがあたりまえだったにゃんこおうじにとっては、のらにゃんたちが自分のいいなりにならないことが不思議だったのでしょうね。
でも実はそんなにゃんこおうじのほうが不思議な存在。
でも、のらにゃんたち、とっても温かい。親身になって木から落ちたにゃんこおうじを看病したり、木登りをおしえてあげたり・・
そして、けらいになれないけれど、ともだちにはなれるよ
なんてセリフがとても心に残ります。
そうですよね。友達っていいですね。
友達について考えるきっかけを与えてくれる良い絵本でした。