小学生の女の子のありのままの日常が伝わってきました。
学年があがると、女の子同士の友達づきあいも少し難しくなります。
グループの中心的存在になる女の子の顔色を、みんな伺っていたり、色違いのおそろいの物を持ったり・・・。
自分も同じようなことを経験したことがあり、その頃のことはよく覚えているので、とても共感を持って読みました。
主人公の小野崎藍(オノザ)は、いつもグループの女の子の反応をとても気にします。自分の気持ちを押し殺してでも、みんなに合わせています。
みんな「空気を読む」ことを要求し、要求されているのです。
グループ内の女の子のやりとり、空気の読めない同じクラスのさよちゃんの存在。
最後、主人公のオノザは一歩成長しました。
この後、どうなったのか・・・気になります。
ぜひ、小学生の女の子に読んで欲しいです。
みんな、「分かる・分かる・・・」って思うのではないでしょうか。
小学3年生の娘は、一気に読みました。そして、自分の友達関係の中であった似たような話を教えてくれました。