アンゲラーの絵の面白さがつまっています。
子どもはこの絵の雰囲気が好きだと思います。
大人はいろいろな思いを感じてしまいますね。
ラフィは両親と引越しをしますが、友だちがいないので、得意な大工仕事をしたり、自分で友だち(ロボット?人形?)を作ります。
隣の女の子がそれを見て、ラフィの友だちに服を縫ってくれます。
二家族は一緒に海辺であそんでいるのですが、空はどんよりとしていて、まわりも不気味な雰囲気が漂っています。
楽しそうに過ごしていても、周りから差別を受けていることを表しているのかなと思いました。
最後の絵は優しい穏やかな雰囲気がして、やっと二人に本当の幸せがきたと感じました。
人種だけでなく、個性を尊重することが伝わる絵本です。