「おばあさんの飛行機」 みんなの声

佐藤さとるさんと村上勉さんの作者コンビの作品が好きなので、こちらも読みたいと思いました。
こちらは編み物が上手なおばあさんのお話。
今度は何を編もうかと考えていたところ、窓から蝶が入ってきたので、その蝶の模様を編んでみることにしたおばあさん。
編み進めていくと、不思議なことに、編んだところがふわっと浮き上がります。
編んだものと竹を組み合わせて、飛行機を作るおばあさん。
なんとも活動的なおばあさんに、ビックリでした。

ひらがなの同タイトルの本と、内容は同じですが、
こちらの方は漢字が多く使われていて、1ページの文字数も多めです。
　
漢字には全て　ふりがながふってあるので、1年生ぐらいのお子さんから読めますが、
娘（6歳）は、字のサイズ（少し小さめ）と漢字の量を見て　自分から読もうとしなかったので、
我が家では、私が読み聞かせをしました。
自分で読むなら、2年生ぐらいかな　という印象です。
　
夢のある楽しいお話で、絵もとても素敵です。
寝る前に読んだのですが、「空を飛ぶ夢がみれそう…！」と、子供は大喜びでした。

私の母から孫へのプレゼントだったのですが、まだ早いので（小学生くらいから読めると思います。）私が読んでみました。

編み物が大好きなおばあさんが、不思議な編み方で飛行機を作ってしまいます。

編み物と飛行機という、なかなか結びつかないアイテムが、みごとにマッチしていて、とてもおもしろかったです。

私が子供の頃好きだった、村上勉さんの描くおばあさんもかわいらしくて、好感が持てました。

ちょうちょうの模様を真似たら飛行機が飛んだ！　まるで夢のような話に姪っ子もきらきら目を輝かせて聞いていました。私も飛行機乗りたいから毛糸で編んで・・・と頼まれたものの、私は編み物が苦手。どんな編み方でもできるおばあさんでさえ、こんなに苦労したのだよ。それなのに編み物ができない私ができるはずがないよ。なだめるのに苦労しました。
それにしてもおばあさんはすごいです。ちょうちょうの羽の模様に魔法があったのかな。それを１センチ編むのに時間がかかった特別な編み方だったこそ、空を飛べたのだね。
面白い話でした。