私には二人の大切な息子がいます。
もう成人していますが、二人とも「ぐりとぐら」で育ったようなものです。
ぐりぐらシリーズは初刊からとびつきました。紙面いっぱいに広がる 夢いっぱい 自然いっぱい 生き物いっぱいの絵と あったっかい気持ちいっぱいになるストーリーが、息子はもとより私が魅了されました。大好きです。どの本も好きですが、印象に残っているのが「ぐりとぐらのかいすいよく」です。
息子たちが、スイミングに通いだした頃「ぐりとぐらのかいすいよく」に出会いました。うみぼうずの大きさとその泳ぎの迫力に、息子たちは当時、手を叩いて歓声をあげました。 そして、スイミングに行くのを嫌がっていた息子たちが、水泳の楽しさを発見したのもこの絵本でした。
息子たちは、「うみぼうずおよぎ!!」と言いながら、いつの間にかバタフライが泳げるようになっていました。
「あかいぼうし あおいぼいし ぐりとぐら ぐりぐらぐりぐら・・・」と言いながらスイミングクラブに通った時のことは、私のかけがえのない息子との時間でした。
今も、本棚にはぐりぐらシリーズが「いつでも読んでね!」とささやいてくれています。