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いのちは見えるよ」 みんなの声

いのちは見えるよ 作:及川 和男
絵:長野 ヒデ子
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2002年2月10日
ISBN:9784265006212
評価スコア 4.83
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みんなの声 総数 29
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29件見つかりました

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  • 5歳と3か月の娘が幼稚園の蔵書から自分で選んで借りてきました。
    母はすでに読んだことがあり、娘にはまだ少し難しいかもしれないと感じたのですが、「この本が目に付いた。楽しそうだと思った。」と彼女は言いました。きっとこの絵本の持つオーラみたいなものが彼女に語りかけたのでしょう。
    「分娩室」「助産婦さん」というような馴染みのない言葉は補足してやりながら、また、るみ子さんが全盲ゆえに鼻や指や口など全ての感覚を活用しながら子育てに臨んでいる姿も、どうしてなのか、説明を少しだけ加えて、娘の想像する力、考える力をひきだしてやるつもりで一緒に読みました。
    幼いなりに伝わってくるものが確かにあるのを感じました。
    娘は、赤ちゃんの生まれるシーンでは、かすかに涙を浮かべていました。教室で小学生たちが次々に赤ちゃんを抱っこするシーンは本当にニコニコ嬉しそうでした。
    おさないものを慈しむ心が、5歳になった娘の中でも芽生え、伸びていっていることを感じました。
    読後娘は、「楽しかった。この絵本がまた見えたら借りてきてもいい?」と母に言いました。もう少し大きくなって、再び読んだら、また違うものが見えてくるでしょう。しかし、5歳の今、自分からこの絵本を手にしたことは、後の彼女に何かしら好影響となるよう思えました。

    投稿日:2012/06/05

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  • いのち

    • あんぴかさん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 女の子15歳、女の子8歳

    全盲のルミさんは,なぜ
    可愛いのぞみちゃんを「見えたらいいね」とエミちゃんが言ってしまった時,
    「いのちは 見えるよ」と答えたんでしょう?

    見える・・・ルミさんには本当に見えていたのかもしれない。
    のぞみちゃんの温かい身体,泣き声,笑い声,小さな手足の感触,
    よだれの濡れた感じ,おむつの濡れた重さ,ウンチのにおい
    私も娘たちが生まれたばかりのとき,
    赤ちゃんの感触・におい・音を全身で受け止めていた。
    目はありがたいことに,見えるし,耳は少し遠いけど聴こえるのに
    赤ちゃんの命は 体と体で触れ合うことで,一番はっきりと感じられた。

    いのち・・・赤ちゃんは命そのもの。
    可愛いとか可愛くないとか
    そんなことを超越した,でも限りなく愛しい命そのもの。
    だからルミさんは
    「いのちは 見えるよ」と言ったのかもしれない。

    この絵本を読んだら,
    もう一度生まれたばかりの赤ん坊を抱きたくなってしまいました^_^;
    もう・・・無理。。。孫に期待(笑)

    投稿日:2010/02/14

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  • いのちを感じる

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子21歳、男の子19歳

    小学生のエリちゃんのお隣さんは、全盲のルミさん、弱視のアキラさん夫婦。
    ルミさんは妊娠中で、アキラさんがけがで入院してしまったので、
    エリちゃんはルミさんのお手伝いを申し出るのですね。
    夏休みに入ってすぐ、ルミさんに緊急事態発生!
    転んで産気づいてしまったのです。
    エリちゃんは救急車に同乗し、ルミさんの出産に立ち会います。
    エリちゃんのママも駆けつけ、お産が進みます。
    やはり出産のシーンは感動的ですね。
    エリちゃんもいろいろなことを感じます。
    全盲のルミさんの、「いのちは見えるよ」という言葉がやはり、印象的ですね。
    その言葉をしっかりと受け止めるエリちゃんの姿も清々しいです。
    いのちを感じることって、大切な事だけに、この作品を通して、子どもたちにもいっぱい感じてほしいです。

    投稿日:2015/03/08

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  • 心がやわらかいうちに

    あーやってしまいました。
    また読みながら泣いてしまった(汗。
    泣くつもりはなかったのに。
    三さいで目が見えなくなってしまったルミさんの
    話(おかあさんの顔をおぼえている、とか、おかあさんが
    くろうしてしわくちゃになっちゃったとか)を読んでるうちに
    ルミさんやおかあさんの苦労がしのばれて、つい。
    昔はこんなことでは泣かなかったのに。
    娘はとっても優しい娘ですが、まだまだ小さいので「病気の
    子(病気じゃなくても!)を育てる苦労」のことを想像する
    力がありません。だから、泣いている私をやっぱりとっても
    不思議そうに見ていました。
    きちんと絵本を読めない私は情けないですが、こんな風に
    泣ける大人になった私はよかったと思います。
    昔の私だったら「いのちが見える」ことさえ気づけなかったかも
    しれません。
    子どもの心がやわらかいうちに、学校でも読んであげたいなあと
    思うけれど、また泣いたら恥だからなあ、どうしようかなあ。

    投稿日:2014/10/28

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  • 小学生に勧めたい

    • ヤキングさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子9歳、女の子4歳

    最近、長野ヒデ子さんの「おかあさんがおかあさんになった日」「おとうさんがおとうさんになった日」など、出産に関する絵本をたくさん読んだ娘が次に選んだ絵本もまた長野ヒデ子さんの出産に関する絵本でした。

    先の二つに比べると字の量もページも多く、作中に小学校が出てくるので、小学生に是非薦めたい絵本です。
    娘は次から次へとページをめくってしまうので、もっとゆっくり読み聞かせたいのですが、早口になってしまいます。

    目の見えない新米パパ・ママと、それを支える近所の女の子。
    読み聞かせているのを隣で聞いていた息子は体調チェックのため、オムツのウンチを触ると言うと、顔をしかめますが、目が見えない分それらの感覚が私たち以上に敏感だと言うと、納得していました。

    投稿日:2013/05/01

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  • 綺麗な瞳を輝かせているから、目が見えないなんて信じられない子も孫

    が通っている園にはいます。この絵本のルミさんのように目を瞑ってい

    ると明らかに見えないとわかるのですが、目が見えないというのは想像

    を絶するものがあります。ルミさんのように、盲学校の先生をしてみえ

    て愛する旦那様のアキラさんがみえて子育てを一緒にして、生まれたの

    ぞみちゃんがいて毎日大変だけれど頑張っていってほしいと願わずにい

    られません。エリちゃんが出産に立ち会うことになってこれからものぞ

    みちゃんと関わっていってほしいと願っています。隣同士が家族みたい

    なお付き合いをしているからこれからもルミさん家族への協力を惜しま

    ないと思うから安心です。命の大切さを学べる絵本でした。

    投稿日:2011/02/02

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  • 何度も何度も読むうちに

    いのちは見えるというタイトルを理解するには何度も何度も読まないといけないとは思いますが、親子で話し合うにはとっても素敵な絵本でははないかと思います。

    目が見えないけれどいのちは見える・・

    いろんな解釈がありますが、娘もそれなりに考えたことを話してくれました。

    ちょうど自分の身近なところで盲目の方が上手にピアノ演奏をされているのを聞いたばかりでしたので余計にこの絵本が心にしみたのではないかと思います。

    赤ちゃんを産むということはとっても大変だけれど神秘的であるということがリアルですがとても爽やかに伝わってきました。

    何度も何度も読みすすめる中で色々な気づきがある一冊です。

    投稿日:2010/08/01

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  • 命はかけがえがないもの

    表紙だけは何度も見たことがある絵本でした。
    ただ赤ちゃんを抱くお母さんの絵から赤ちゃんのお話かな、くらいは思ったけれど、
    「いのちは見える」
    という題名の意味を、それほど深く考えたことはありませんでした。
    たまたま小学校の図書室の本棚でこれを見つけ、なんとなく手にとってみら...
    これって、実に深い深いお話だったんですね。
    普通に子供を産んで育てることだって大変なのに、この絵本の中に出てくるルミさんは目が見えません。
    それでも、立派に出産し、子育てをしている。目は見えなくても、命は見える。これは重い言葉だと思う。
    命は見える。そして感じられる。
    人の気持ち、思い、やさしさ、目に見えないものはたくさんあるけれど、目では見えなくても、それを感じられることは出来る。
    出産の時の婦長さんの言葉、赤ちゃんは「いのちをわけてもらって生まれてくる」いい言葉ですね。
    これは、幼児には少し難しいでしょう。
    小学校の低学年で、自分が生まれてきたこと、赤ちゃんのことなどを勉強をする機会がありますが、そのときに、お子さんと一緒に読んでみてはどうでしょうか?

    投稿日:2010/03/01

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  • 赤ちゃんの誕生にたちあった小学生のエリちゃんは 感動したでしょうね! 

    赤ちゃんの出産のこと思い出しました。

    母でなければ 経験できない出産の苦しさ 「オギャー オギャーッ オギャー オギャーッ」赤ちゃんの誕生が絵本ですごく感動的に描かれています。

    長野ヒデ子さんの絵が良いですね! 赤ちゃんを抱き上げているお母さんの 幸せな顔が とても伝わってきて 本当の幸せの瞬間を感じます。

    このお母さんは 目がみえません でも お母さんは「見えるよ。いのちはみえるよ」 お母さんには 赤ちゃんの事が手に取るように見えるのですね・・・・

    母親ですね!

    エリちゃんの学校の先生も良い先生ですね。 ルミ先生と赤ちゃんののぞみちゃんを学校にきてもらいましょうよ

    ルミせんせいの話を聞いたエリちゃんのクラスの子は、とてもいい話を聞き赤ちゃんを抱かせてもらい いのちを はだで感じたでしょうね

    すごい 体験をしたと思います。

    感動の絵本でした。

    及川さんの書かれた本を読んでみたいと思います。

    そして この絵本を子供たちにも読んで欲しいと思いました。

    投稿日:2010/01/07

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  • 内容のしっかりしたいい本です。

    • リレカさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子8歳、女の子6歳、男の子4歳

    うちの子供たちは、出産ものの絵本が好きです。他の絵本を読むときよりも、ちょっと真剣な顔をしてジーッと聞いています。本能に訴える何かがあるのでしょうか?
    この絵本は目が見えないルミさんが出産する様子が、おとなりの小学生エリちゃんの目を通して描かれています。
    そして後半はエリちゃんのクラスで、赤ちゃんを連れたルミさんがいのちについて話をするのです。
    8歳の長女はひとりで何回も読んでました。
    長野ヒデ子さんの絵も良いです。

    投稿日:2009/05/26

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