「ぷぷぷうぷうた」のシリーズ。 「ふしぎなみみ」を先に読んだのですが
こちらが1冊目なんですね。
ぷうたやお友達達の初々しい姿が描かれています。
ぷうたは どれも一番になれるものがなくてちょっぴり自分に自信がないのかな。
そんなぷうたの頑張る姿がやさしい描写で温かく描かれています。
語り口がとってもやさしくて、あいはらひろゆきさんのかく絵本を思い出します。
挿絵もとっても可愛くって、またまたあだちなみさんを思わせます。
くまのこミンもくまのがっこうも大好きな長女にはぴったりな絵本なのかも。
文字の大きさが程よく大きいのではじめての文庫本にはちょうどいいボリュームです。
鼻を鳴らしてこぶたや先生たちが歌うところは 親子みんなでゲラゲラ笑いました。
読み終えて部屋の電気を消すと 同じ1年生の長女が
「わたしも何も一番じゃないんだよ、何にもできないんだよ」と小さな声で言いました。
「ママは知ってるよ、クラスで1番きれい好きなこと、国語が得意なこと、皆勤賞で1日も休んでいないこと、なにもできなくなんてないよ、たくさん得意なことがあるのママは知ってるからね」とギューっと抱きしめました。
ぷうたのように、なりたい自分と、できない自分の狭間の心 長女も感じていたんですね。
この絵本のおかげでその気持ちを溜めないで発散できた(口に出せた)のだから本当によかった!