表紙絵からパワフルです。
「『がたごとがたごと』の内田先生だもんな。」っておもったら、絵は石井先生でした。当時」わたしは「へー、絵本第一作目の作品なんだ。」って見ていましたが、『おこだでませんように』の石井先生の絵本処女作でした。
場所は日本、時はちょいと昔、仙人みたいな“つり名人じいさん”のお話です。
じいさんは つります
なんでも つります
からはじまって、擬態語満載、リフレーン豊富。読んでいるうちに
読み手ものってきちゃいます。
絵の力強さが、じいさんのただ者で無いことを強調しています。
文体もおもしろく、字体がまた独特です。
見返しにも ひとひねり あります。
最後のおちに大笑い。“めでたし めでたし”といいたくなる、日本昔話風な仕上がりです。
主人とつりを楽しみ始めた5歳の息子に読みました。
ケタケタ、ケタケタが止まりませんでした。
つり好きな親子さん、読んでみてください。