この絵本の作者はお医者さんで、実際に障害児と言われる弟がいて、幼少期の実体験をもとに描いたおはなしのようです。
おにいちゃんであるボクは、弟のことが大好き。
だけど、みんなと違い、笑われることの多い弟のことがときどき恥ずかしくなります。
ある日、いじめられていた弟がつぶやいた「みんなとおなじくできないよ」という言葉を聞いてボクは…というお話です。
弟のことを恥ずかしく思う自分は悪い子かもしれない、弟がこんなふうになったのはもしかしたら自分のせいかもしれない、と思うボクの姿に涙してしまいました。
みんなと同じじゃなくていい、ということを、みんながわかる社会になるといい、と願わずにはいられません。
そして、ボクのように苦しむきょうだい児の心が少しでも軽くなりますように。