はじめてのクリスマス(偕成社)
人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本
世界の国からいただきます!(徳間書店)
世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!
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6歳の娘と読みました。 ちょっと長いけれどとっても共感?できるアルアルな一冊! とにかく親に反抗するパイパー、 それが悲しいお母さん、 一回り上から余裕の態度のお父さん。 もう、パイパーのこの態度、 読んでいても親目線でイラっとしちゃったり、 そして、息子(11)を思い浮かべては、ちょっと笑いが出ちゃったりも。 悪ぶるのがちょっとカッコイイと思ってたり、 仲間に対してお母さんのことを言う口調が、 「クーッこいつめ〜!」と思いますが、 元々は外国の絵本なんですよね、 とてもうまく翻訳されてるなぁと思いました! そして冷静に外野から眺めてみると 反抗期って本当にこっけいなものだなぁ。 人生の、この時にしかない不思議な一幕ですね!
投稿日:2017/10/04
ありましたありました、子離れ・親離れ。 息子の小学校入学時、私もフルタイムで働いていましたから、朝学校に送り出すときは、どうぞ無事で一日が終わりますようにとの思いを込めて、 「命は〜?」と私、「ひとつ〜!」と息子、 「おかあさんの愛は〜?」と私、「えいえ〜〜〜ん(永遠)」と息子、 この合言葉で送り出していました。 ご機嫌のいい時は、手を振ってくれたり、ハグしてくれたり、ほんとうに二人にとって蜜月でした(笑)。 ところが、2年生の2学期に入るやいなや、、「命は〜?」「一つ!」 「おかあさんの愛は〜?」に「いらな〜〜〜い!」と足早に出て行く息子。 もうこのころには、抱きしめることも逃げられ難しくなっていました。 とにかく赤ちゃん扱いされている事、庇護されることのこそばゆさ照れくささ、自立の芽をちぎらないでとばかりに、反対のことばかりの言動でした。 パイパーのママのポーかあさんのように、親が子どもを愛おしんでどこが悪いの?、何も間違ったことをしていないわというような母親としての泰然自若とした姿が、私はできませんでした。 物わかりの良いような接し方で、息子から遠ざかろうと努力をしました。 ところが、息子も自立心に振っていた振り子が、依頼心の方に振り戻り 癇癪を起していましたっけ。 パイパーのポーかあさんへの思いが最後にわかって、お母さん読者層は安心しそうです。
投稿日:2015/12/07
自分が大好きな絵本です。読むたびに、息子に対する自分の態度を反省したり、将来を暗示されているようでハラハラしたりしてしまいます。でもまた気になって、手にしてしまうという1冊です。 悪さばかりするパイパー、息子を溺愛するママ、そんな二人を理解してスマートにアドバイするパパ。それぞれがみな人間らしくて(ネコですが)魅力的なんです。 そして一番強烈なのが、パイパーのけがの手当をする看護婦さん。その容赦ない感じが痛快です。 ちょっとクセのあるひと味変わった絵本が読みたい方にオススメです。
投稿日:2014/12/19
男の子は、小さいうちはとっても甘えん坊で ママ〜ママ〜♪と暇さえあれば、ついて回って 抱きついてきたり、キスしてきたりしてくるのに、 思春期になると、さすがに親離れしていくんだなあと 分からせてくれる絵本です。うちの息子は4歳なので まだまだ先っという感じですが…。 思春期に反抗するのは、成長の一つだけれど、 母親としては切ない思いをしますね。 主人公のママも、息子を溺愛しているので ショックも図り知れません。 それでも、やっぱり息子が母親の事を大好きなところが 垣間見られて安心しました。 9歳の娘がこの絵本の主人公がケンカをして、怪我を したところが印象に残っていると言っていました。 やはり思春期を迎えている男の子におススメです。 きっと主人公に共感出来ると思います。 それから、思春期を迎えている男の子を持つ お母さんにも読んでもらいたい絵本です。
投稿日:2011/07/24
ウンゲラーは、絵だけではない。 この絵本は文章ですごさを見せてくれました。 猫のパイパーは反抗期。 母親のキスなんて大嫌い。 やることなすことムカつくし、学校行けば暴れん坊。 だけど、最後にはちょっぴり反省を。 母親に花束を贈りました。 「もうキスはしないでね」 単色の絵を、ウンゲラーの言葉が少々過激に取り囲みます。 ウンゲラー、文章もすごい。 この本は、思春期の子どもの親にとってとても暗示的な絵本だと思います。 実際、親からの巣立ちの中で、子どもの心理はパイパーのように過激なのかも知れない。 学校に行けば、回りはみんな同じ年。 ぶつかりあいも半端じゃない。 疾風怒濤の成長期は何事も過激なのかもしれません。 子どもは活火山なのですから、大人し過ぎると危険かも。 ただ、この時代を間違いなく乗り越えてほしいのが親心。 少々不気味に、遠慮なく、ウンゲラーは語ってくれました。
投稿日:2009/08/22
ネコのパイパーはいわゆる反抗期。特にママのキスが大の苦手・・・ある日みんなの前でキスされて、ついママにひどい事を言ってしまう。けれどそのあと、お花屋さんに行って「この きいろい バラ、 すこし ください。」ささやかだけどおっきなママへのプレゼント。 今私は大学生で、少なくとも反抗期ではないし、むしろ子どもを愛する親ごさんの気持ちがちょっぴりだけど分かる気もする。だって世の中危ないしね。そして私と同じくらいの年の男の子は、信じられないくらいママ思い。私はパイパーのように男の子じゃないけど、こんな風に親を煙たがっていた時もあったということ、そしてそんな時期を経たからこそ今があるってこと、とても実感しました。 そしてパイパーのパパの言葉もステキです。厳しいようでちゃんと息子の事を理解している。 子どもさん、親ごさん、どんな人の視点から読んでもかわいいって抱きしめたくなる絵本ですよ。
投稿日:2007/04/27
反抗期の少年のような主人公のネコ、パイパー。彼の放つ言葉には、思春期の少年のわかっているけど素直になれない姿がにじんでいます。そんなハイパーを心配するお母さんが、彼をキス責めにします。だから「キスなんてだいきらい」。 反抗期の子どもたちが、この本を素直に読んでくれるかどうかわかりませんが、読んでくれれば、自分と同じだ!と思うに違いありません。もしかしたら、反抗期の子どもをもつ親が読むのが良いのかもしれません。子育てについていろいろ考えさせられる絵本です。
投稿日:2006/11/19
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