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まほうのさんぽみち(評論社)

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風が吹くときなかなかよいと思う みんなの声

風が吹くとき 作・絵:レイモンド・ブリッグズ
訳:さくま ゆみこ
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1998年09月
ISBN:9784751519714
評価スコア 4.09
評価ランキング 26,459
みんなの声 総数 10
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  • 凝縮された風刺絵本

    何度も何度も手に取りながら、スルーしてきた絵本をやっと読みました。
    細かいコマに凝縮された会話が、とても重かったからです。
    核戦争が起こったらどうなるのだろう。
    それは原子力発電所の放射能汚染にも通じます。
    現実を捉えきれない市民は、きっとこの絵本の夫婦のように訳もわからないままに犠牲者になってしまうのでしょうね。
    雪だるま、サンタクロースの作家が、これほどに重い作品を描いている事に感じ入りました。

    投稿日:2014/12/26

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  • 原爆を正しく伝えている

    高校生のころに読んで、すごくショックだった本です。

    核兵器の本当の怖さ、そして、戦争とは、戦争なんて全く関係なく平和に暮らしている人にも降りかかってきて、命を奪ってしまう恐ろしいものだと改めて思いました。

    かたくななまでに政府の言うとおりにしている夫婦が、どんどん死に向かっていってしまう描写があまりに見事で、読んでいる途中で、すこし気分が悪くなりました。でもこれが核兵器の現実なのだと思いました。

    すごくショックな本ですが、核兵器の恐ろしさをリアルに伝えていると思います。漠然と戦争や核兵器の恐ろしさを伝えるよりも、こういった現実的な本を次の世代に伝えていくことが、平和へと繋がっていくと思いました。

    投稿日:2007/10/25

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  • この爆風が吹いたらもうおしまいなんだよ。

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子13歳、男の子9歳

    この風が吹いた時は もうおしまいなんだ…
    ストレートにそう思いました。
    でも…娘は読み終わった後
    「この夫婦は 爆弾が落ちたあと 雨水を飲んだから原爆症になってしまったの?」
    「政府の指示通り14日間簡易シェルターに入っていたら 死なないで済んだのかな。」
    こんな質問をしてきました。
    雨水を飲まなくても シェルターから出なくても…
    この風を浴びたのですから もうおしまいなのです。
    原爆の恐ろしさを 子供に話す良い機会になりました。
    そんな事を言っても
    私だって本当の怖さ・恐ろしさを知っているわけではなく
    子供たちの心にどの位伝わったのか定かではありません。
    絵本の中の夫婦は 核が落ちると知らされながらも
    どこか他人事で
    「どうにかなるさ…前の戦争の時もそうだった…」
    という感じで とっても楽観的。
    でも…私は この夫婦を笑えないな…とも思いました。
    もしも 本当にこの絵本の中の状況が起こったとしたら
    「そんなこと言ったって きっと大丈夫…」と
    思ってしまうんじゃないかな。
    平和ボケしている私の気持ちに 
    ビリリッと電流が走った様でもありました。
    かなり細かく コマ割がされている漫画の様なつくりで
    ちょっと読みづらい感じもあり ☆4つとしましたが
    内容的には ☆5つの絵本だと感じています。
    小4の息子も 興味深く読んでいました。
    中学年くらいから 理解できる内容かと思います。

    投稿日:2007/05/31

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  • 見えない核兵器

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子12歳、男の子10歳

    田舎で静かに暮らしていた老夫婦に、
    核爆弾の恐怖がやってきます。
    核シェルターを用意したり、彼らは彼らなりに対策はしていたのです。
    ところがあっけなく核爆弾は彼らを包むのです。
    核シェルターで生き残った老夫婦は果たして幸せだったのでしょうか?
    コマ割の漫画風の絵や展開は直接子どもには難しいかもしれません。
    ちょっとシニカルな展開は『さむがりやのサンタ』と同じです。
    が、内容的にかなりのメッセージが込められています。
    核爆弾は、実は身近なものなのではないでしょうか。

    投稿日:2006/08/10

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