「ツツミマスさんと3つのおくりもの」 みんなの声

同じ作者さんの作品、『せんたくかごのないしょのはなし』が良かったので、こちらも読みたいと思いました。
ツツミマスさんは、包むことを仕事をしています。どんなものでもつつむことができるのです。
おくりものを開けるときの幸せな瞬間を大事にしているツツミマスさん。おじいさんのことを思う優しさに触れ、穏やかな気持ちになりました。
誰かに贈り物をしたくなるお話です。

ツツミマスさんは、どんなものだって包んでしまうからすごいです。しかも、美しく包んでしまうのですから。あめのしずくのリボンとか、包みを開けたらお花が咲くとか、うっとりです。

お友達にプレゼントするのが大好きな小学生高学年くらいの女子から、大人女子まで読んでいてうれしくなってしまう本だと思います。
ツツミマスさんの包み方も素敵なのですが、１番いいなと思ったのは「贈る相手にぴったりのモノ」を贈っている、ということです。相手のことを大事に考えているってことですよね。

ツツミマスさんのお仕事は、大好きな大好きな包むことが仕事です。とっても不思議なお仕事の依頼にも一生懸命にこなしているので、アイディアにびっくりです。なによりお客様に喜んでもらうのを生きがいにやっているのがいいと思いました。トカゲのお客さまは、朝露をかたつむりさんのお見舞いに、雪男は、可愛い雪娘のお誕生日祝いの巨大な木馬、ちいさなおばけの女の子は、おじいさんに贈り物をしたいのに何にも持ってこなかったけれど、どんな難題にもとても素敵に包んでやり遂げたので、ただただ驚きました（笑）