「でんきがまちゃんとおなべちゃん」 なかなかよいと思う みんなの声

ご飯はジャーで炊くものと思っている娘は、おかまばあちゃんとてつなべじいちゃんに見入っていました。いつも実家に行くと「おばあちゃんのお味噌汁は美味しいよね」と母を喜ばせる娘です。いつも私と二人で食べることが多い食事なので「みんなで食べるご飯は美味しいよね」と最後のページを見ながら言いました。
色鉛筆？で描かれた可愛い絵もとても気に入ったようです。

日常的に台所で目にしているものに目鼻がついており、喋って歌う。
娘、まずそこに興味を示しました。
鉄鍋は家にあったけど、さすがにお釜はなかったので説明。こういう時の子供って、よく聞いて頭に入れてくれるので、娘なんか絵本を通じて知ったことがたくさんあるんじゃないかな。
また「はじめちょろちょろ」の歌は、『おなべおなべにえたかな』で私が歌っており、娘にとって耳に覚えるのあるものでした。

つい味噌汁と白飯のおいしい匂いがしそうな、食べたくなりそうな絵本ですね。
クマさんが食べつくしてしまうシーンでは、娘は踏ん張って聞いていました。なにを思っていたのでしょうか。
ふりかけばかりかけて、白飯を食べてくれない娘に、この美味しさが届いたでしょうか。
お釜のご飯の味を教えてあげたいかも。
そんな娘の気になるキャラクターは、やっぱりお釜ばあちゃんなのでした。

でんきがまちゃんとおなべちゃんは
それぞれご飯とお味噌汁を作って森の仲間たちにふるまうのだけど足りなくなって
強力な助っ人登場。
おかまばあちゃんにてつなべじいちゃん。
“はじめちょろちょろ　なかぱっぱ”
“にえたかどうだかたべてみよう”なんていう言葉はすごくリズミカルだし、
おじいちゃんおばあちゃんには懐かしい言葉なのではないでしょうか？
孫を思うおじいちゃんおばあちゃんの優しさがよく出ている温かいお話なので
お釜や鉄鍋を知らない子供たちにも抵抗なく楽しめると思います。