「かえるのラミー」 ママの声

公園に忘れ去られてしまったお人形を、かえるのラミーが持ち主の元へと返しに行くというお話です。読んでいて、かえるのラミーもぬいぐるみなのかな？それとも本物のかえるなのかな？などと一瞬考えてしまいましたが、そんなことどうでもよくなるくらい、夜の冒険が楽しかったです。
最後の最後まで優しくハッピーな気持ちになれるお話でした。

『のはらでまたね』や『おばけのドレス』を読んで、はせがわさとみさんが親子で大好きになりました。
こちらは、宝物を見つけて回る探検家のかえるのラミーの物語。
人形を家に帰そうと、持ち主を一生懸命探すラミー。
夜道を勇敢に進んでいく姿、頼もしいですね。
心細さと心強さが共存していて、とても魅力的でした。