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森の木自信を持っておすすめしたい みんなの声

森の木 作・絵:川端誠
出版社:リブロポート
税込価格:\1,980
発行日:1993年
ISBN:9784845708451
評価スコア 4
評価ランキング 28,246
みんなの声 総数 3
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  • 第一級の環境保護絵本です

    この絵本、物語が絵に囲まれて、いかにも著者の思いが前面に出ている。
    それでいて、その文字が絵の一部であるかのように、周りを囲む絵の細やかさと調和していて、素晴らしい。

    話は、木の精の話。
    木の精が、村人たちと共存していたときは、自然はみんなのものだった。森のめぐみを分かち合い、自然のめぐみ以上のものを欲しなかった。
    この均衡を破ったのは、人の欲望である。そして、村人たちの素朴な生活を崩していく権力である。
    権力は住民を引き離し、利益を上げるために欲望のまま商人や学者の協力者と手を結ぶ。
    温室が作られ季節がなくなる。人工的に環境が変えられていく。
    温暖化。無理に育てた木の中に魔物が生まれる。そして、商人や学者や権力に逆襲し、村人さえも土地から追いやってしまう。
    最後は環境破壊…。(経済破壊でもある)。

    この絵本、今そのものではないか!
    この現代そのものを、著者はモクという木の精を通して語りかける。決して主張や説教でないところにこの本の重さと不気味さがある。

    読み聞かせをしながら、この絵本は大人のための絵本だと思った。読み聞かせが終わって、子どもに説明できる大人になって欲しい。そんな絵本だと思った。

    最後に、崩壊した土地から再生の芽が生まれているところが救いである。

    投稿日:2009/02/11

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