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天使のにもつ」 みんなの声

天使のにもつ 著:いとう みく
絵:丹下 京子
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2019年02月14日
ISBN:9784494020553
評価スコア 4.6
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  • 最高の職場体験

    大学図書館で働いていた時に、毎年中学から職場体験の生徒さんを受け入れていました。
    この本を読んで、私は彼らにありきたりの職場学習しか出来ていなかったことを、とても残念に感じました。
    生徒さんたちは、体験先で仕事内容だけではなく、もっと大きなものを体感しているのです。
    この本はフィクションではあるけれど、中学校から送られてきた職場体験記録の冊子を読んで、強く感じました。
    職場体験で得たものが、生き方に影響することもあるのでしょう。
    主人公の風汰がこれからどんな大人になっていくのか、とてもたのしみです。
    それと同時に、シオン君のことがとても気がかりです。

    投稿日:2021/04/30

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  • 笑いあり涙あり

    勘違いで、職場体験先に保育園を選んだ楓汰の悲喜こもごもである。

    出だしは、『ケイゾウさんは、四月がきらいです』と『君が夏を走らせる』がミックスしたような感じで笑いを誘う場面があった。

    しかしである。現在の保育園及び子どもたちの社会は、そのような笑いで満ち溢れている社会ではない。そのことを、痛切に感じたうえで、いとうみくは次々と作品を世に送り出してくれているのだと思う。

    『糸子の体重計』からその萌芽はあり、読者の心に波紋を起こさせる。

    最後は、涙でいっぱいになっていた。しおん君のような子どもは今実際にごく身近で暮らしている。そして、風汰のような中学生もいる。

    その二人が、偶然であっても関わりを持つことができたのであれば、職場体験も悪くはない。

    そして、子どもの成長は評価や数値で測ることができるものではないということも、大人である私に再認識させてくれた。

    どうか、どうか子どもたちが子どもたちが安全に幸せに育つことができる世の中であるますように!、そのことを切に願う。

    投稿日:2020/07/03

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  • いい体験に思います。

    近年の子供達は「職業体験学習」していますよね。
    我が家が住む市でも中学生達がやっています。
    娘の幼稚園にも小学校にも中学生達がきていました。
    こういう体験は、「仕事」を知る上でも「自分」という存在を改めて考える上でも貴重な体験なのでしょうね。

    投稿日:2019/09/08

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  • やんちゃで、素直で、正直な
    中学生が保育所に職場体験に行くお話です

    今は、いろいろな職種が受け入れて
    中学生がまじめに手伝う様子を見かけます
    私も中学生の頃にやってみたかったなぁ〜(笑
    まだバイトも出来ない
    思春期の時に、体験することで
    職業観、働くことについて・・・等
    何か、気付くと思うんですけど

    さて、この作品の主人公は
    担任の先生が手を焼いている
    やんちゃなふうた君
    でも、今は父親は単身赴任で
    海外だったり
    母親は仕事が大変そうではありますが
    小さい頃は愛されていたように思われます

    複線に、捨て犬や認知症の老人の話、友達の職業観もちょこっと
    と、いとう氏の持ち味の
    思春期のもやもや感や友達との距離感、価値観とか
    地域のお兄ちゃん的存在とか
    いろいろ絡んできます

    読みやすくて
    一気に読めてしまいます
    状況が目の前に現れてきて
    保育園「あるある」

    保育所の普段のようす
    現場の臨場感がいいんですよ
    主人公のふうたくんとこどもの関わりとか

    職場体験も、別に・・・仕事なんか別に・・・
    のチャラ男くん(笑 のふうた君ですが
    でも、子どもにはきちんと向き合えるし
    子どもの見方、寄り添いが
    とても、自然で、めんこいんです(笑

    実習担当のリンダ先生(本当は林田(はやしだ))も
    他の先生方もいいあじ出しているし

    ネタばれになっちゃいそうですが
    職場体験の評価表が担任の先生のもとに届くんです
    先生は、不思議がります

    評価項目が15ほど並んで、4段階で評価してもらうように
    なっているのですが
    ふうたくんが職場体験に行った園長先生は

    「評価は、上記にあるような項目ではうまくお伝え出来ません。
    受け入れ先として大変申し訳なく思いますが、どうぞご理解ください。
    その代わり、子どもたちの絵を送らせていただきます。・・・後略」

    で、ふうたくんの担任の先生には
    ちょっと理解出来ない・・・様子もあり
    なんとも、そこが現実的のように感じてしまい
    気まぐれは、いとう氏にとても感心してしまいました

    そうそう
    なんでもかんでも「評価」「評価」体制が
    大嫌いな私は
    この園長先生の対応の仕方に感動してしまったのでした

    どうして「天使のにもつ」という題名なのか

    これもまた、虐待問題、親子関係にもつながっているように
    私は、感じました

    中学生対象になっていますが
    是非、大人の方も
    子どもに関わる学生さんにも
    読んでいただきたいです

    投稿日:2019/03/21

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