クリスマス・イブの夜、家の前に停車したのは急行「北極号」。
サンタクロースとこびと達のもとに、ぼくをいざないます。
…しんしんと凍えるような空気まで伝えるような絵でありながら、
心を芯から暖めてくれる、素敵な絵本です。
読む役ばかりでなく、時には誰かに読んでもらって、じっくり絵の中に浸ってみたい。
そんな風に思ってしまいました。
“ぼく”は、クリスマスのプレゼント第一号をもらうこどもに選ばれ、サンタクロースから
銀の鈴をもらいます。
でも、その鈴の音は「おとな」になった人には聞こえない。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
ぼくはすっかりおとなになってしまったけれど、
鈴の音はまだ耳に届く。
心から信じていれば、
その音はちゃんと聞こえるんだよ。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
この物語はこのように結ばれています。このメッセージを子どもに伝えるため、
それと自分の心に刻むため、毎年この絵本を読んでいきたいです…。