エルマーはちょっと変わったぞうでした。
ぞうなのに、ぞう色をしていない、つぎはぎのまだらのぞうでした。
誰からも愛されている、笑顔いっぱいのエルマーにも、悩みがありました。
「みんなと同じ、ぞう色になりたい」
ある日こっそり群れを抜け出したエルマーは、とある木の下にたたずみ…。
明るい雰囲気に包まれた、楽しい本です。
エルマーの人柄(ぞう柄?)が、絵本のそこかしこから伝わってきます。
色も多彩で、見る者を飽きさせません。小さいお子さんにもいいのでは?
エルマーが、笑いをこらえきれなくなって『BOOO!』と叫ぶシーンには大笑い。
また、最後、さまざまなデザインを施したぞうがどこまでも(…裏見返しまで)続き
(動物たちもその様子をみんな温かく見守っています)、
とっても楽しい気分で読み終えることができました。