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なきむし せいとく 沖縄戦にまきこまれた少年の物語自信を持っておすすめしたい みんなの声

なきむし せいとく 沖縄戦にまきこまれた少年の物語 作・絵:たじま ゆきひこ
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2022年04月25日
ISBN:9784494012480
評価スコア 4.5
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  • 田島征彦さんの、なきむしせいとくの原画展が京都でありましたが行けずに残念でした!
    1945年の沖縄戦、
    日本が第二次世界大戦をしているとき、沖縄では米軍が攻めてきて大変な戦争がありました。
    田島征彦さんは、この絵本を描き子供たちに戦争の悲惨さを見せて怖がらせるのではなく、平和の大切さを願う心を伝えるために、この絵本を描いたと書かれています。

    私も戦後に生まれて、戦争の悲惨さは人に聞き学び、広島長崎の原子爆弾投下の悲惨さなどで知っていますが、今もロシアウクライナでの戦争が現実に起こり、ニュースで見るのがつらくなる現状です。

    なぜ? 戦争をやめないのか。罪のない子供やみんなが殺されています。
    絵本の沖縄戦も同じです。
    沖縄のガマという洞穴に逃げまどいますが・・・ 子供や赤ちゃんが泣くと米軍に見つかると日本兵が殺しました。なんというむごいことでしょう。

    せいとくは、お母さんが血だらけになり死んでいくのをみて、どんなに悲しかったことでしょう!
    目の前で自分の愛する人が殺されるのを見たら、どんなに悲しいかが伝わり涙が出ました。
    1945年8月15日、日本は負け戦争は終わりました。
    「せんそうのくるしみをいちばんしっているのはぼくたちなんだ」
    せいとくは、妹のきぬこが生きていたことはどんなにうれしかったことでしょう!

    今もなお沖縄には米軍基地があり米軍の飛行機が飛んでいます。
    いつになれば沖縄から米軍基地がなくなるのでしょう?
    辺野古への米軍移転が進められていますが私は反対です。
    沖縄はいつまでも米軍があるなんて、日本はもっと安保条約のこと、日米地位協定のことを、沖縄住民の声を聴いてほしいと思います
    この絵本をみんなに読んであげて、戦争のことを考え平和な世界を目指したいです!

    投稿日:2022/07/24

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  • 沖縄戦にまきこまれた少年の物語、という副題の重みを感じます。
    大阪生まれの田島征彦さんが、丁寧に取材して描いた作品。
    1945年の沖縄、国民学校2年生のせいとく少年が主人公。
    泣き虫呼ばわりされているほどなのに、沖縄戦に巻き込まれ、
    必死に生き抜きます。
    おとうもにぃにぃも出征中、アンマー(母)と妹と避難しますが、
    ガマを追い出され、爆撃を目撃し、自らの泣き声による悲劇も。
    ついにはアンマーまで。
    さらには、自らの左腕も。
    アメリカ兵の銃撃で傷つき、アメリカ兵に助けられ。
    複雑な体験です。
    でも、それが現実。
    しっかりと受け止めたいです。

    投稿日:2022/09/08

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  • 鬼気迫る思い

    大阪生まれの田島征彦さんが、沖縄県人であるかのように、実際に体験してきたことのように、絵本の中に渾身の怒りをぶつけて描きあげた作品です。
    平和だった沖縄の一家族が、沖縄戦の中で壊されていくさまが、苦しいほどに響いてきます。
    国を守るために兵隊になった父に続き、中学生の兄も鉄血勤皇隊として軍隊に入ります。
    残された国民学校二年生のせいとくと妹と母親は、戦争の中で、何をできたでしょう。
    戦いの残酷さと、保身的な兵隊たち、狂気のように死に急ぐ群衆、どれもが不条理です。

    そして、生き残ったものに対して、沖縄はどうだったでしょうか。
    アメリカ占領下の沖縄のお話として描かれた物語です。
    「沖縄が日本に戻ったら、アメリカの軍事基地なんかなくしてしまうさー」というせいとくの決意が痛いほど響いてきます。
    沖縄返還50年を知っていて、タイムスリップしてのこの言葉を、虚しさだけで終わらせてしまったら、田島さんがこの絵本に込めた魂は、浮かばれないでしょう。

    彼の地で戦争が終わりません。
    戦争は不条理です。
    不条理が続いたら、人は正義や平和を信じられなくなるような気がします。

    投稿日:2022/06/21

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