ちいさなあなたへ」 みんなの声

ちいさなあなたへ 作:アリスン・マギー
絵:ピーター・レイノルズ
訳:なかがわ ちひろ
出版社:主婦の友社
税込価格:\1,320
発行日:2008年03月
ISBN:9784072559932
評価スコア 4.8
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みんなの声 総数 235
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235件見つかりました

  • 幸せな気持ちになれる

    • てつじんこさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子8歳、男の子5歳

    読んでると泣けてきます。母親になってから今までの、うれしかったこと、つらかったこと、びっくりしたことなど、いろんな出来事を思い出します。
    我が子の成長はうれしいものですが、こうやってどんどん大きくなっていって、いつか私の元から巣立っていくん日が来るんだなと思うとちょっぴりさみしくもなります。
    子どもの幸せを願う親の気持ちが分かりすぎるほどに伝わります。
    私が子どものことを大切に思っているように、私自身も親からこんな風に思われながら育ってきたんだなと考えると、とても幸せで満たされた気持ちになれました。素敵でした。

    投稿日:2018/06/05

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  • ちいさかったあなたへ

    『ちいさなあなたへ』
    タイトルを読むだけで、涙が出そうになる。
    それは、私が娘であり、母であるから。
    タイトルに惹かれて、手に取った本を初めて読んだのは、
    娘の出産で里帰りしていた時だった。届いた本を開いた私の
    そばに母が来て、一緒にのぞき込んで読み始めた。
    ページをめくるたびに隣にいる母の気持ちも流れ込んでくる。
    私は、母と自分とそして娘を想い、母はまた母と自分と娘、そして孫を思ったのだろう。
    本の中で淡々と語られる母の言葉に、娘として、母として生きた母とこれから母として生きていくことになる私の気持ちが溶けて涙となって流れて行く。
    読み終わった後に感想を語り合いはしなかったけれど、「いい本だね」ポツリと言った母。娘として愛された記憶が私の中に積もっているのだと感じた瞬間だった。
    あの瞬間を決して忘れない。そして私も娘に同じ思いをさせてあげたいと思う。
    私はこれからも、母として生きていく過程の中で、ひとつひとつ母が置いていってくれた宝箱を開いていくのだろう。そこには、その時にしかわからない母の思いがきっと詰まっている。
    よく、父親は娘が生まれた瞬間から、お嫁に出すところを想像して涙すると聞くけれど、
    この本は「ちいさなあなた」を前にして、駆け足で母を生きる覚悟を感じさせてくれると
    同時に、娘として生きてきたあなたが受けた愛を実感させてくれる一冊。
    いつか娘が母になる時に隣で一緒に読みたい。

    投稿日:2018/05/30

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  • 思い出します。そして思い描きます

    原題はsomeday 未来へおもいをはせた、<いつか>。赤ちゃんが子供となり、その成長の過程でいろんなことを体験してゆくだろうことに、おもいをはせる母の言葉は、優しさに包まれ、愛と希望にあふれていると同時に、自身の追体験のように感じました。きっと彼女も冷たい水に飛び込み、つらい知らせに耐え、生まれ育った家を後にしたのでしょう。そして彼女の母の髪は、すでに銀色なのかもしれません。過去がさししめす未来。今ちょうど、私はその場所にいる気分です。

    投稿日:2018/05/29

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  • 幸せが連鎖する絵本

    この絵本をはじめてしったのは、わたしがはじめての赤ちゃんを身ごもったとき。
    同い年でママとしては5年ほど先輩の友人が、この絵本を活字でメールで贈ってくれたときです。その後絵本を探して読みました。はじめて知ったときから見えない命に触れられたようなそんな胸の熱くなる感動をしましたね。その友達もおんなじように先輩ママのお友達に贈ってもらったそうです。絵本を通して幸せの連鎖です。子どもに読み聞かせするなら、「ママがあなたを身ごもっていたとき、この絵本を読んであなたと出会えることを楽しみにしていたのよ。」と、あの日を思い出して語ってみていです。今、この絵本を読むと、はじめて読んだあの頃を振り返れる、あの時の気持ちを思い出すことができます。いい時期に素敵な絵本に出会ったとおもいます。

    投稿日:2018/05/30

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  • 娘へ贈りたい絵本

    柔らかでふんわりとした空気感に包まれた表紙に惹かれ、手に取ったこの絵本を購入したのは、娘がまだ中学生の頃だったかと思います。母の愛を感じ、心が震えました。そして、娘が母となるときには、この絵本をプレゼントしようと思ったものでした。
    そして今ー。当初の予定より少し早いですが、夢を見つけ、巣立っていこうとしている娘に、この絵本を贈りたいと思っています。
    いつか、ちいさなおもさをせおうときがくるかもしれないそのせを見送り、幸せを祈りたいと思います。
    その時々それぞれに、感じ入ることのある絵本だと思います。私も、受け継がれていく命と愛のバトンを感じながら、日々を大切に過ごしていきたいと思います。
    多くの方に出会ってほしい、素敵な一冊です。

    投稿日:2018/05/29

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  • ジンとくるいい話です。

    温かみのあるイラストで、
    見ていて癒されます。

    今子育てをしている自分も、昔は子供だったんだと
    改めて思いました。

    子育てをしている今を大事にしたい、
    育ててくれた親に感謝したい、そう思いました。

    つまらないことで、イライラしたりしがちなので、
    この絵本で気持ちが安らげて良かったです。

    投稿日:2018/05/24

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  • 幼い子どもたちに、私にも君たちのような子どもの頃があったと語りかけてからゆっくりと読み始めます。

    初めての我が子との対面から四半世紀はとっくにすぎた。
    小さかったその手足や、不思議としか言いようのない小さな小さないのち。
    そんなあれこれを思いながら。
    子どもたちが聞き耳をたてるような、やさしい声で読みたいな。

    そうすればいつか大人になって、この絵本を手にした時になぜか懐かしい気持ちがあふれるかもしれない。
    そうではなく、なんだかスキップをしたくなるだろうか。
    そうそう、それが幸せなんだと、思い当たるかもしれません。

    あまりうまくはありませんが、みんながうれしい気持ちになれるようにと、
    心を込めて読んでいる絵本です。

    投稿日:2018/05/23

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  • 天国の友と、命をかけて残したお嬢さんに送ります…。

     職場の10歳年下の看護師さん。初めて会ったのはあなたがまだ19歳。資格を取るために東北から出てきて働きながら勉強をしていました。まだまだ、方言が残りつつも、ギャルのような茶髪のかわいい御嬢さん、ある日脱色中に寝てしまい金髪になってしまって婦長さんに怒られる、どうしようと嘆いていましたね。明るい窓辺から差す真昼の光により明るくなった髪色に縁どられたあなたの困った表情が可愛らしくて忘れられません。あなたはどう思っていたか知りませんが、こんな妹がいたら可愛いなと兄弟のいない私は密かに思っていました。明るくいつも周りを楽しい気分にさせてくれました。働き者で夜勤の時にあなたがいるとほっとしたものです。
     そんなあなたも結婚し幸せそうで良かったと心からほっとしていました。いつも人のことばかり気にかけ、良く働くそんなあなた。東日本大震災では親戚が亡くなり自分の車で休みを取って手伝いに行っていましたね。子供がなかなか出来なくてやっと、赤ちゃんが出来たと嬉しい報告。でも直ぐにあなたは職場から切迫流産の可能性があるからと消えました。単純にそれを信じていた私でしたが、ある日婦長さんが泣きそうな顔であなたが赤ちゃんを身ごもったまま子宮癌を患っていると言いました。あなたが皆を心配させたくないから言わないでくれと言われている。他言はしないでくれと。とても躊躇しながら、でもその事実に婦長さん自身が押しつぶされそうになっていたんだと思います。赤ちゃんの命を助けるためには最低500g位までは育てなくてはいけません。その間癌の治療はできません。そのことが若いあなたにとって何を意味するか仕事柄あなた自身がよくわかっていたはず。ヒリヒリするような時間が流れていき、やがてとうとう赤ちゃんと子宮がん摘出が同時に行われました。超未熟児の女の赤ちゃんはNICUで育っていきました。でも誰も話題に出来なかったんです。言葉が出る前に舌が焼きついて何も言えなくなるのです。そんな時にあなたにとそっと旦那さんにこの本を託しました。知ってたんですねと言われましたがやはり舌が乾いて何も言えませんでした。そして、女の子が1歳になった頃とうとう癌は転移し天国へ旅立ってしまいましたね。お葬式にママ友らしき若いお母さん達がいて、ああ、少しでもお母さんが出来たんだなと思いました。この本が本棚の片隅に残りあなたのお嬢さんがいつか読んでくれることを私は想像しています。

    投稿日:2018/05/19

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  • まさに自分の気持ちです。

    読み始めて数ページで涙が出そうになりました。
    子どもの誕生がどれだけ幸福なことだったかを思いだしました。
    どんな小さなことでも、我が子の成長はうれしかった。
    これから先、つらいことや大変なことがあっても、
    それを乗り越えてもらいたい。
    自分が年老いて死んでも、その先も、
    子どもには幸せでいてもらいたい。
    そしてちょっとだけ私のことを思いだしてもらいたい。
    普段言葉にすることのない自分の気持ちが、
    まさにそのまま絵本になったような作品でした。

    投稿日:2018/05/22

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  • 子供っていとおしい、と思いました。 受賞レビュー

     長男を出産したときの、主人からのプレゼントでした。

     子供を、毎日見ていると、その日々の成長に気付くことなく、いつの間にか大きくなっています。

     ある時、長男がついこの間まで好きだったものを指差して、ほらみて、と示してみたら、子供は、そうだね、とだけ言って、大して喜ばなくなっていました。

     また、長男はパンが好きで、両手に別のパンを持って、かぶりついていたのに、いつの間にか、一つだけを持ってゆっくり食べるように、なりました。

     いつの間に?
     
     そんな時にはいつもこの本を思い出してきました。

     子供が成長するのは、うれしいことなのに、母親にはどうして、こんなに切ないのだろうと涙します。
    でもこれが、ありがたいことなんだ、子供が成長していき、親から離れ、母の方もそれを喜んで迎え入れる、そう思いたいと思いました。

     この本のおかげで、赤ちゃんの頃から毎日育ててこられて幸せにだったですし、これからもまだ、子育てを楽しめることに嬉しく思いました。

    投稿日:2018/05/21

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