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ねえ、おぼえてる?

ねえ、おぼえてる?(偕成社)

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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

シナの五にんきょうだい」 みんなの声

シナの五にんきょうだい 作:C・H・ビショップ
絵:クルト・ヴィーゼ
訳:川本 三郎
出版社:瑞雲舎 瑞雲舎の特集ページがあります!
税込価格:\1,388
発行日:1995年
ISBN:9784916016065
評価スコア 4.53
評価ランキング 7,009
みんなの声 総数 65
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65件見つかりました

  • 特異な5兄弟!

    図書館などでよく目にする本ではあるけれど、手にとったのははじめて。
    一見、絵は地味ですが、これがなんとおもしろい。そっくりな顔をした5人の兄弟の何がすごいって、特技がすごい。
    1人は、海の水を飲み干すことが出来、1人は、どこまでも足をのばすことができ...たったの2ページで、これはおもしろくなりそう。一気に「この先を読みたい!」気持ちが増しました。
    息子も、これはおもしろい!と思ったようです。
    だって、どんな処刑でこの兄弟を殺そうとしても、殺すことができないんですから...
    そして、結局、ここまでしても殺せないということは、「きっとおまえは無罪に違いない。」という結論にいたるんです。この解決の仕方がまたいい。
    絵のないページもあって、ほんと、さっと目見ただけでは地味な感じだけれど、内容は抜群です。
    文章は少し多めですが、読み聞かせにぜひ!

    投稿日:2010/12/13

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  • ほのぼのとした超人たち?

    今だったら、ドラマ「4400」並みに活躍できそうな5人兄弟。
    それが、本の中では…。
    これもほのぼのとした絵のおかげでしょうか。
    なんとも微笑ましい。
    力の抜けた線で描かれた表紙を見て、
    ついつい購入ボタンを押してしまいましたが、
    本当に楽しいお話でした。
    衝動買いして、よかったです。

    投稿日:2010/04/09

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  • 限界まで頑張って頬を膨らませる兄さん

     ロシアの民話『空とぶ船と世界一のばか』や、中国イ族の民話『王さまと九人のきょうだい』に通ずるものがありますね。
     こちらは、弁髪や服装から見て中国清朝の満州民族の民話でしょうか。
     三作品の中では、私はこれが一押しかな。
     
     ルックスがそっくりの五人兄弟。
     でも、各人の特技・特長は様々。
     それが紹介される前半で、何が起こるのか期待してしまいます。
     
     海の水を飲み干すことができる一番上の兄さんは、魚穫りが当然上手です。
     小さな男の子にせがまれて海水を飲み干すと、約束を守らない男の子は、苦しい兄さんを無視して戻ってきません。
     限界まで頑張っている頬を膨らませる兄さんに笑っていましたが、悲劇が…。
     牢屋に入れられ、裁判にかけられ斬首刑が確定するのですが…。
     おなじみ兄弟の入れ替わり作戦が始まります。

     死罪か、酷いなと思いました。
     約束を守らなかった男の子が悪いのにと。
     だから、次々と処刑方法が替わっても助かる兄弟に応援し痛快な気持ちで読みました。
     それにしても、一度処刑に失敗したら終わりだと思うんですが、それじゃお話しにならないか(笑)。
     色々な刑罰の酷さに、大人はちょっと引き気味になるかもしれません。
     こどもたちは、『絶対大丈夫』と思って読んでいるから、楽しめると思います。

    投稿日:2010/02/23

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  • 絵がかわいい

    • セルバさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子6歳、女の子5歳、男の子0歳

     はじめにこの絵本を読んだときの娘達の感想は「おうさまと九人のきょうだい」と似ている!でした。おうさま〜のほうも、たしか中国の民話なので、きっと、同じような民話の派生なんだと思います。

     でてくる兄弟の特技もかなり似ているし。火あぶりのところは、おうさま〜のほうは、「あつがり」と表現していますが、やっていることは同じで、見ているこっちの方が熱くなりそうです。

     民話がもとなので、やっぱりおもしろいです。こっちの方が兄弟が少ないから読みやすいかもしれません。

     しかし、中国ってなんで民話までスケールが大きいのかしら?

    投稿日:2010/02/09

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  • どうしてかなぁ?

    気がついたら、本箱になった本。
    小さな頃から繰り返し読んでいた記憶がある。
    なにがよかったんだろう?
    どうしてそんなに読んだのか…???
    超人的な能力に憧れたのかもしれない。

    かの有名な「ぐりとぐら」を買わずに、母はどうしてこの本を、本箱に入れたのだろう??
    どうしてかなぁ??

    兄弟でチカラを合わせて…というのに、思いを込めたのかもしれない。

    5歳の息子は、足をどんどん伸ばすお兄さんになりたい!…そうです。

    投稿日:2009/10/11

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  • こんな得意技があったらいいな〜

    私の本箱から出てきたのは 1972年 1961年発行の絵本ですから ずいぶん若いときに 買ったえほんです。

    シナの国のお話で、5人兄弟が、いろんな得意技をもっているのが 羨ましいです、  お話とは おもしろいものですね。

    一番上の兄さんは 海の水を飲み干す事ができるなんて すごい!
    男の子は 兄さんとの約束を破って 海から戻ってきませんでした    
    この男の子が 約束を守ると言いながら 約束を破ったんです。

    だから うみに飲み込まれて戻れなくなったんですが・・・・・

    やはり 人間 約束は約束 守ることが 大切だよ!

    作者は そんなことを教えてくれているんですね。

    それでも 兄弟が それぞれに いろんな 得意技を持っているのが 羨ましくもあり、  みんなが 仲良くて 助け合って生きている このことに 感心させられます。  


    お兄さんの 顔には ユーモアいっぱいですし  笑わされました。

    この顔の 表現 この絵本の おもしろさかな?

    むらの人も なんだか 素朴で こんなに 生き返るのは 悪いことをしなかった証拠だと  許してくれるのです。

    みんなの 素朴さは 今の私たち 見習わないといけませんね 。

    絵がとても ユニークで 好きな絵本です。

    マイブックとして残しておき 読んであげたいと思います。

    投稿日:2009/10/08

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  • 再会しました!

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子17歳

    復刻版紹介という本で見つけ、とてもなつかしくなり図書室にリクエスト。

    保育園の子ども達(3〜5歳位)は、なぜかお気に入りでした。

    いろいろ問題を提起される大人も多い中、子ども達の視点では、そんなこと関係なく「おはなし」として楽しめるもののようでした。中には、現実派もいて「絶対出来ない!」「これは、おはなしだから」とわりきる子もいました。「でも、出来ないことだからおはなしにしておもしろいんじゃない!?」「約束守らない男の子は、バチがあたったんだよ」「でも、かわいそう」・・・と、子ども達同士で話していて、私の方が考えさせられたことも・・・

    シンプルな黒と黄色の絵がまた魅力的です。

    私としては、民衆の集団心理の怖さを感じでしまうのでした(^^ゞ

    投稿日:2009/09/07

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  • 何度も読み返したくなる!

    シンプルで独特なタッチのイラストが子ども受けはしないかな〜と思いながら手に取りましたが、その内容は思ってた以上におもしろくて一度読んだだけで大好きな一冊になりました。
    細かいことを気にしてしまうと、いろいろ引っかかる部分はあるのですが、逆にそれが大きなインパクトとなって子どもの心を掴んでいました。絵本の中だからこそ許されるお話しと思えば気になりませんでした。何度も読み返したくなる、とてもよくできたお話しだと思います。

    投稿日:2023/08/31

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  • 安定の物語と惹きつけられる絵と。

    おかあさんと一緒に海辺で暮らす、5人の兄弟。
    それぞれがユニークな特技を持っていて、力を合わせてピンチを切り抜けるお話。

    お話の線が、繰り返されながら少しずつ変化していき、つどつど「!」と納得し笑ってしまいます。
    黒とオレンジだけで描かれてた絵も最高。やく80年前!の作品なので、すごく新しいです。

    頭を軽くしたいとき、ふっと読みたくなる一冊。

    投稿日:2023/02/14

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  • 痛快!

    顔がそっくりな五人のきょうだいが、それぞれの身体の特徴を生かしながら、苦難を乗り切る物語です。
    話の展開は、王さまと9人のきょうだいと似ていますね。
    元々、罪のないきょうだいの無罪が認められ、気持ちの良い終わりかたでスッキリしました。

    投稿日:2021/06/22

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