ぼくは おとなになっても いつまでも いつまでも やよいちゃんのともだちやで。
重い知恵遅れの子供の施設 いくるくんは 止揚学園の福井達雨氏の次男で 施設の中で育っているので やよいちゃんとは 6さい離れてますが 一緒に一年生です
やよいちゃんは お母さんのおなかから生まれて100日目に高熱が出て、頭の障害を持つのです
こういう事はよくあることですが 病気が治らず 知恵が遅れてしまうのです。
学校も12歳で 一年生。
そして みんなから 「こわい」「きたない」と差別されてみんなに いじめられます
「学校に こんといて」 自分が言われたらイヤのことでも 差別する子は平気で言うのです
いくるくんは そんな やよいちゃんのことを きたないことあらへん こわいことなんか あらへん やよいちゃんは ひよこがすきで 優しい心持ってるから ひよこも やよいちゃんの あしのトンネルとおっていくんやで。
いくるくんは みんな同じ 人間やものなあ。 一番の友達なんですね
いくるくんから 教えられます
後書きをよんで 相手の立場から考えるということは 自分の立場で物を考え 相手に押しつけるのではないと言うことです
ややもすると 大人は 子供に自分の価値観を押しつけています。
私もそういうところがよくあるのですが・・・・
我が子にも よく言われて 反省したことがたびたびあるのです
本当に 「相手の立場から考える」これがどんなに大切で 難しいことか でも いくるくんは 自然と やよいちゃんに寄り添っているんですね
私は、学生時代に福井先生に学び 止揚学園で実習させていただいた事がありがたいです!