「王さまのえほん (5) びっくり しゃっくり」 なかなかよいと思う みんなの声

こどもが１人読みしていました。
ぼくは王さまシリーズの一冊です。
王さまのえほんとは言っても、字はそこそこありますかねー。
びっくりさせてみろと言い出す王さま。あいかわらず周囲がたいへんですねー。
そしてふしぎなことが起こって…！？
楽しく読めました。

びっくりしたい王様のお話です。
前半は退屈しのぎで、後半はしゃっくりが止まらなくて、びっくりしたいのですが、どうしてもびっくりできないのです。
驚かせようと練れば練るほど、驚こうと構えれば構えるほど、どこか白々しくなってしまうものなんですね。
結局は、王様の期待を裏切った「ふつう」のことに驚き、しゃっくりが止まるというオチでした。
「大笑い！」というより、「なるほど、そんなものだよね〜」と、妙に感心させられたお話でした。