「くんくん ふんふん」 みんなの声

いつもにおいを嗅ぎまわっている、こいぬのポンテのお話です。

読みながら「うんうん」「そうそう」と、うなずくようにしてページをめくっていました。
そう、まさに我が家の犬と同じ行動ばかり。
何でもにおいを嗅ぎまわる。穴に興味津々。ちょっとしたことに尻尾を丸めて逃げる。
その行動だけでなく表情までもそっくりで、おかしくなってしまいました。

ポンテが最後に見つけた大好きなにおい。
そうそう！これこれ！！もう参りました。笑
そして、背表紙にあるポンテと女の子の引っ張りっこ。
まさに我が家で見たばかりの光景。

犬との暮らしって本当に楽しいなと、改めて感じることができました。

私も子供の頃犬を飼っていたので、
「あるある！」
と思ってしまいました。

犬のポンテがとても表情豊かに描かれていて、
可愛らしいです。
最後に描いてある絵を見ると、おばさんの手袋の時と
違って女の子のことが大好きなのが伝わってきます。

娘は動物が好きなのに、犬に吠えられてから
興味があってもあまり近付けなくなってしまったので、
今は犬の絵本を沢山読んであげようと思っています。

表紙が今の季節にとてもぴったりな気がしたのでこの絵本を選びました。私たちが興味を持とない物でも主人公の犬にはとても興味を持つものの違いがとても興味深かったです。予想外の物をとても喜ぶ主人公に私も楽しんで犬の習性を学習する事が出来ました。私が一番気に入ったのは作者の絵の描き方です。色鉛筆のような質感の物で１本１本の線をとても丁寧に重ね合わせて作品を描いている所が素敵でした。特に落葉が素敵でした。

オスターグレン晴子さんの作品（ムーやんメーやんのけったいなおそうじ）を読んですっかりはまってしまい、
この絵本も早速手にとって読んでみました。
なんといっても犬のポンテの表情が豊か！！可愛いんです。
読んだ後、息子は犬のぬいぐるみを使ってポンチのように
「くんくんふんふん」と遊ぶようになりました。
犬好きなお子さんはとってもお気に入りな絵本になると思います！

娘は最近、怒った顔が何でも気になるようで
いろんな挿絵や、某ジュースのペットボトルのふたなど
見つけては「怒ってるよ・・・」と教えに来ます。
で、この本でも、主人公の犬が
くんくんと匂いをかぎながら見つけたものを
取り上げられたりすると「せっかく見つけたのに・・・」
といいながら、ちょっと怖い顔していたりするのが気になるようです。
きっとおんなじ様子で、親の顔色もよく見ているのかも・・・。
いつも笑顔でいたいけれど、そういうわけにいかないこともあったりして・・・。親だって人間だもん・・・。

子犬のポンチが、もののにおいをかいで回るお話。
ポンチって言う名前がおかしいらしく、笑ってました。
ポンチが一番好きなにおいは、どうやら飼い主の女の子のにおい。でも挿絵からそこまで読み取るのはまだ難しかったようで、私の言葉で説明しましたが、ピンとこないようでした。

犬のポンテがいろんなにおいをかいで、庭のあちこちをまわる　というおはなしなんですが、一つ一つの表情がとてもかわいい！！それに犬の気持ちがとても伝わってきました。　　

犬が好きな人もそうでもない人も一度は読んでみてください！