野原に出たら
そこに棲む生き物とのたくさんの出会いがあるものですが
野生の生き物はなかなか人間に心を開いてくれるものではありません。
でも触ってみたい、
ちょっとでも近くで眺めてみたいっていうのが子ども心ってものです。
そんな場面に遭遇した時 この絵本を思い出したら
生き物との距離を少しでも縮めることに成功しそうです。
もしかしたら触れちゃうかもしれません。
そんな嬉しい気持ちにさせてくれるお話だから
娘もこの絵本が大好きだったのかもしれないと感じています。
また 与田準一さんの訳が
とても絵としっくり合っているんですよ。
私は かめの出てくる場面の文章が一番気に入っています。
かめが水にもぐる音が「ぷくり」なんて☆
絵から 本当にそんな音がしてきそうな感じがします。
ほんわか優しい気持ちにさせられることうけあいの絵本です。
優しいクリーム色の絵本。
私の大好きな色がベースになっているところも気に入っています。