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カムイチカプ」 みんなの声

カムイチカプ 作:藤村久和
絵:手島 圭三郎
出版社:絵本塾出版
税込価格:\1,650
発行日:2010年05月
ISBN:9784904716069
評価スコア 4.2
評価ランキング 23,655
みんなの声 総数 9
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  • アイヌのお話を伝える大切さ!

    カムイチカプと言うアイヌ語は 神の鳥という意味で シマフクロウのが 村々を見守っていました

    トロリンボー トロリンボーとなきながら 手島さんの版画の迫力はすばらしく シマフクロウの威厳を感じます!   ある時 海でシャチの群れが現れ とうもくのシャチの言うことを聞かない 若いシャチたちが 神の鳥を馬鹿にして ぶかっこうな鳥といい 波しぶきをかけたことに 怒った   神の鳥 シマフクロウの凄い目 怖いぐらいです!(手島さんの版画は すばらしい!)

    そして 怒りの大波に飲まれて シャチの群れは肉をきり 骨を砕かれあとかたも なくなってしまいました
    神に対する  ルールを守らなかったことが こうした結末になるのですが・・・・
    自然の掟 大切さを アイヌの神々の物語で伝えているのでしょう!

    長い年月がたち 又 シマフクロウのもとに 海のシャチの群れが現れますがこの時は きちんとルールを守っているシャチたちがいたのです
    そして  シマフクロウは 末永く シャチの一族を見守ることを深く心にきめたんじゃとと 語られています。

    アイヌ文化の伝承者 四宅 ヤエさんはもう亡くなられましたが、彼女の語りで 聞いたら 深く心にしみたのではと、残念です!

    後書きの 梅原 猛さんの アイヌの人たちは東北の人と大変近い面を持った人たちであると書かれています
    日本の文化を強く残している。 アイヌ文化は 日本文化の原点であり人類の文化にとって大切な方向を指し示している。

    今こそ 人類は、自然すなわち動植物どんな深い意味を持ってわれわれに語りかけているかを 真剣に考えなければならない時代にきているからです(東北の大震災のことも考えながら・・・・)

    この言葉の重みも感じつつ  この絵本が伝えたいことを感じました。 

    投稿日:2011/10/03

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    2
  • アイヌの神様は自然界の秩序を守っています。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    アイヌの昔話の語り部≪四宅ヤエ≫さんのお話を藤村久和さんが文章にして、手島圭三郎さんが描いてくれた「アイヌの神話絵本:神々の物語」シリーズの1冊です。

    “神”といってもアイヌの人々にとっての紙は、人間の姿をしてるものはなく、そこに住む自然界の生き物であることが多いようです。
    しかも、底知れぬ神々しい力はありますが、決して人々の平和のためなどという博愛精神は持たず、
    しいて言うと自然界の秩序を守るための存在といった感じでした。

    この「カムイチプカ」に登場する神さま=シマフクロウを、手島さんは荘厳に美しく描いてくださっていました。

    投稿日:2011/09/22

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    1
  • アイヌの物語、神々の物語、知床の物語

    少し前から、手島さんの版画がとても素敵だなあと思っていて。
    羅臼のビジターセンターに行ったら、この絵本が置かれていたので
    手にいれました。
    ビジターセンターではシマフクロウの標本や、本物のシマフクロウと
    同じ重さのぬいぐるみも置かれており、その大きさやふわふわ加減に
    しびれてしまったのです。巨大なシャチの骨にもしびれました。
    しびれてしまっていたところにこの絵本。
    迷わず購入、です。
    シマフクロウの神々しさが本当によく表現されている絵本だと
    思います。山から吹き下ろす激しい風も!(羅臼おろしの大風に
    ついても聴いていたところだったので)
    アイヌの人の言葉が使われているのも素敵でした。
    その土地の言葉やその土地にまつわる物語はずっしりと重たくて
    いいですね。

    投稿日:2011/05/17

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    1
  • 気高き自然の神

    小学2年の国語の教科書で、表紙が紹介されていたので、手に取ってみました。

    アイヌに伝わる、シマフクロウの神のお話です。

    シャチの一群とのやり取りは、互いを敬いあうならば繁栄をもたらすが、嘲笑うならば、山をも崩す怒りを買う・・・という、自然と共に生きてきた者が感じた、自然の脅威を表しているように思います。

    重厚な内容ですが、挿絵も美しく、読みやすいのではないかと思いました。

    投稿日:2019/07/21

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  • トロリンポー

    カムイチカプとは、アイヌ語で、シマフクロウのことだそうです。
    神としてあがめられているシマフクロウが語る
    アイヌの神々の物語。
    同じように神としてあがめられているシャチが
    種の違うシマフクロウを尊敬しているような描写が
    とても美しいです。

    手島圭三郎さんの版画のタッチが
    力強く凛とした印象の物語にぴったりです。

    トロリンボー(アイヌ語)など、アイヌ語がちりばめられていて
    とても興味深く
    活字でなく、音として聞きたいと思いました。

    投稿日:2017/06/18

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  • なるほど!と思うシリーズです。

    シマフクロウの神様と若いシャチの群れのお話です。
    こちらのシリーズ絵本は,手島圭三郎さんの木版画のイラストがとても魅力的な絵本です。
    そしてメッセージ性もあり,現代を生きる人間にも参考になるシリーズでもありますね!

    投稿日:2015/10/27

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  • シャチからも神と崇められているシマフクロウ。

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子3歳、男の子0歳

    神に逆らうと痛い目にあいますね…。お話の一番最後に出て来た「タネパクノ」の意味がわからなかったのですが「めでたしめでたし」みたいな感じでいいのかな?アイヌ語ですよね?見開きいっぱいに描かれた版画はどのページも迫力満点です!

    投稿日:2015/02/26

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  • 自然の神

    アイヌの物語です。
    豊かで厳しい自然に生きていた人々は、シマフクロウを「神の鳥」と考えていたのですね。
    神を敬わず、年長者の言葉にも耳をかさなかった結果は、恐ろしかったです。
    まさに、神の力を思い知った瞬間と言えることでしょう。

    投稿日:2014/05/13

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  • シャチたちの運命

    現実離れした物語ですが、妙に説得力があります。

    とても迫力のあるこの絵が
    物語にリアリティを与えているようにも感じます。

    神を愚弄したシャチたちの運命・・・。

    ヒヤヒヤしながら読みましたが、
    想像以上にひどい最後でした。

    神を敬う気持ちを、忘れてはなりませんね。

    投稿日:2014/02/02

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