日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)
テレビで話題!いま、かんがえてみませんか?
きみとぼく(文溪堂)
谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語
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タイトルからすでに内容は想像できるのですが、絵本の中に封じ込められたこの緊張感は何でしょう。 お父さん思いの(?)子どもの、痛々しいほどにお父さんに対する思いの繊細さと、くるんだような言い回しは何でしょう。 マインドコントロールという言葉が頭をよぎりました。 子どもは自分の素直な気持ちでは動いていないのです。 お母さんにしても同じ。 ですが、お父さんも明らかに心の病に犯されている。 心の中には鬼が住んでいるのだけど、優しいお父さんも同居していて、絵本の中にはガラスのような家庭が描かれているのです。 解決するためには、誰かに助けを求めること。 父親も、自分が怖がられてはいても、憎まれているのではないことを理解できたら、自分の心に住む「鬼」退治を本当に願うならば、この家族はやり直せるかもしれない。 父親として、この絵本から痛烈なメッセージを受け取りました。
投稿日:2011/12/21
読む対象は小学校以上とのことですが、難しいです 正直大人の私でさえも、読み始めて動機がするほど恐怖感が出てきます でも現実にDV事件は確実に増加している時代にまずは大人が読むことをお勧めします お話の中ではパパに「怒り鬼」がのり移って暴力をふるうように変貌していくのですが、それまでに様子をうかがう子どもの心が痛々しくもあり、もしかしたら自分にもそういう瞬間があったかもしれないと感じて、ぞっとしました ここに登場してくる「王様」は救いの神です 行政がその役割を果たさなければ、今の日本では可決が困難でしょう 末尾にカウンセリングの方のお話も掲載されてます 加害者が変わることをあきらめてはいけないと、力強く言われていることが印象に残りました
投稿日:2011/10/21
父親のDVを子供の目線から描いた絵本です。 子供には正直重すぎて悲しすぎて読ます気にはなれませんが,大人達には読んでほしい絵本だと思いました。 いえ,もしこの絵本の男の子のように家族のDVで苦しんでいるお子さんがいたら,この絵本を読んで,この絵本の男の子のように誰かに話して相談してほしい!!強くそう思いました。 子供にとって,安心できる家庭のあることの大切さを改めて思い知らされました。
投稿日:2014/12/08
父親による暴力をテーマにした、ノルウェーの作品。 「話してごらん、だれかに」のサブタイトルで分かるように、 子どもの視点から父親の暴力を描きます。 ボイ少年とママは、パパのご機嫌が気になるのです。 大好きなやさしいパパが、時々狂暴になるからです。 ボイはその正体が、パパの心の中の「怒り鬼」だとわかっているのですが、 なすすべもなく、自分を責めてしまうのですね。 そして、見聞きし体験したことは、誰にも言ってはならないのです。 でも、ボイに救いの手が差し伸べられます。 隣人の犬に全てを話し、手紙を書くことを勧められ、王さまに打ち明けたボイ。 そして王さまが、「君が悪いんじゃない」と言ってくれ、 パパは隔離され、自分の「怒り鬼」のコントロールの仕方を学ぶのです。 「怒り鬼」という視点を置くことで、ボイはパパを愛情をもってとらえることができているのでしょうね。 とても重いテーマを扱っていますが、悲惨な暴力場面はありません。 子どもの自尊心を大切にすることを主眼に描かれているからで、 そのあたりの構成は見事だと思いました。 小学校中学年以上くらいからの、人権学習にも使えると思います。
投稿日:2014/02/02
私が読んでみたくて、そっと隠しておいた絵本。5歳の息子に見つかり、「読んで!読んで!!」とせがまれて、こちらもドキドキしながら読むことに…。 最初のページのパパはとっても素敵な笑顔。ママだって、ニコニコ。 でも、少しずつ、何か壊れていくような…。 それを一番感じ取っているのが息子ボイ。 毎日こういう風に壊れていく家庭の雰囲気を悟っているかのように、ボイは冷静に周りを見ている。 パパの怒りの先がボイに向けられそうになった時、ママが必死にその間に入ろうとする。 …胸が締め付けられそうだった。読む声が震えた。 王様に手紙を書いて、初めて「パパに殴られています」と秘めていた事実と向き合うことが出来たボイ。 王様の力を借りて、パパと距離を置くことが出来たけれども、やっぱり、パパが好き。愛している。 5歳の息子の言葉は 「このパパ、怖いね。でも、手から血が出ていて可愛そうだね」だった。 我が子は無条件に可愛い。でも、それ以上に、子は親の愛を求めている。それを気づかせてくれる絵本。 DVで苦しんでいる家族がいるのなら、ボイのように勇気を出してSOSを出して欲しい。DVについて理解を深めたいと思った。
投稿日:2013/12/10
家庭内暴力、DVを題材にした絵本は、非常に珍しいと思います。 絵本は、読んで楽しい気持ちになるもの、幸せな気持ちになるものが主なので この暗く重たいテーマを掘り下げて紙に写すのは、 とても難しいのではないでしょうか。 とにかく字が多いこと、内容が深刻な事から、 決して子ども向けとは言えません。 どちらかというと、大人に読んでもらいたい絵本、 なのだと思います。 描かれている父の威圧感に、 大人の私も心臓がバクバクするような想いでした。 世界のどこかでは、実際にこのような恐怖心を抱いている子どもがいるんですよね。 そしてそのことは、家族しか知らない・・・。 DVを加える本人ですら、どうしたら良いのか分からない・・・・。 果てしなく続く闇から抜け出す方法は、 本人が自覚し治療に望むこと、その勇気を持つことだと思いました。 加害者であれ被害者であれ、 もしもDVで悩んでいる人がいたら、 絶対に読んでもらいたいです。
投稿日:2013/11/29
このお話は DVのパパのお話しで ぼくは、パパの事が大好きなのに パパのDVで 暴力をふるわれ 心の扉を閉ざしてしまう子どもの 哀しさが 切なく心が苦しくなりました パパにはこのようになる原因があったのでしょうが・・・・・ 子どもにしたら パパとママに愛されてこの世に誕生してきて 愛されて大きくなるのが 当たり前のように思うのですが 現実には この子のように 怯えて苦しく笑顔さえもない子どもになっているのが 本当にかわいそうです もちろん ママも苦しんでいます ここでは メガネをかけた女性とイヌが登場して、王様が パパを更正させてくれる役目を果たしてくれるのですが、 パパの病気を治してくれる病院なんですね 早く明るいパパになって 子どもの笑顔を取り戻させてあげてください そう願います 現実の哀しいDVが、なくなるように・・・ この世の中から・・・・
投稿日:2013/09/11
パパを悪者にしないように、いっしょうけんめいストーリーをつくる男の子が悲しいです。 こんな思いをしている子どもが、世界中にどれくらいいるのでしょう。 加害者からひらすらにげる日本と、加害者と向き合うノルウェーの対応の違いにも考えされられました。 「話してごらん、だれかに」と、呼びかけています。こどもは、勇気をふりしぼって話すはずですから、絶対に答えてあげたいです。 負のエネルギーの連鎖を止めるために、社会全体で考えなくては、と思いました
投稿日:2012/02/18
こういった現状は多くあるのだと思います。子どもの、怯えて、困惑した、切ない、どうすればよいか分からない、傷ついた、気持ちが、表現され、代弁されているように思います。でも、絵本という幸せであってほしいメディアで、こういった内容のものが、文学賞を与えられる現状が、悲しいです。これは大人が読む絵本だと思いました。
投稿日:2020/02/27
僕は、DVのパパを持ちながら、パパのことを愛してることが感じられて 恐怖感も勿論伝わるのですが。ママの態度にも、息子を守ろうと必死さが伝わり、パパへの愛情も伝わりパパから逃げようとしないのに深い家族の絆(?)愛情を感じました。パパの心の病のことも理解しているし 王様からの救いの神の出会いもあって家族に精神的な病にかかっていても向き合うことが素晴しいことだと思いました。
投稿日:2013/08/14
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