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谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

悪魔のりんご」 12歳〜のお子さんに読んだ みんなの声

悪魔のりんご 作:舟崎 克彦
絵:宇野 亞喜良
出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2006年11月
ISBN:9784097260011
評価スコア 4.55
評価ランキング 6,659
みんなの声 総数 19
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12歳〜のお子さんに読んだ みんなの声から

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  • やさしい悪魔と、純粋な少女のお話し

    タイトルといい、絵といい、不思議な絵本です。
    老いて魔法の使えなくなった、腹ぺこの悪魔が出会ったジプシーの少女に感じたのは食欲と少女への思いやり。
    自分自身で葛藤して、少女の選択に委ねます。
    毒りんごになって、少女が食べれば死んだ少女を食べるとしよう。
    しかし、少女はおいしそうなりんごを目にしながら空腹をがまんして悪魔が帰ってくるのを待ちます。
    その心にうたれた悪魔の涙。
    少女は母親と再会し、しあわせな日々。
    悪魔はりんごの木になったけれど後悔はしていないのでしょう。
    少女が育ち、結婚して、子どもが生まれる。
    歳月が過ぎても少女は悪魔が戻ってくるのを待っているのです。
    ホンの1日足らずの出会いが、少女にとっても、悪魔にとってもとても大きな時間となりました。

    少女は悪魔を命の恩人と思っているのでしょうか?
    それほど長い間、悪魔を思う心が続くのでしょうか?
    考えれば不思議な話です。
    そして、不思議なくらい心温まってくるお話です。

    宇野亜喜良さんの、少し偽悪的で乾いた絵がマッチしています。

    投稿日:2009/12/14

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  • おじさんをまつ

    • 珠李さん
    • 20代
    • その他の方
    • 北海道

    我が家のクリスマスプレゼントは毎年決まって本でした。うちに来るサンタさんは、私たち姉弟にたくさん文字を読んでほしかったんだそうです。
    確か私が13歳、弟が11歳のときにこの絵本は枕元に届きました。

    年老いた悪魔が、母親とはぐれたロマ(ジプシー)の少女と出会い、悪魔は少女を殺そうとするけれど…
    読むたびに感想が変わる、とても奥深い絵本だと思います。おじさんは優しいのか、哀れなのか。人間のとびきり美しい部分と醜い部分がないまぜになっていて何度読んでも新鮮な絵本です。うちにある絵本は再販前の古いほうの絵なので、悪魔のおじさんがとびきり怖いのですが、うちの家族はあくまのおじさんが大好きです。
    小学校就学から、大人になってまで読み続けてもらいたい、「こころ」について考えさせられる絵本です。

    投稿日:2009/09/13

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    1
  • 悪魔だけど・・・

    • ほわりさん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子9歳

    根っからの悪魔と言っておきながら、初めて神様に声をかけたり
    少女が毒りんごを食べないようにと願ったり・・・
    タイトルからは想像できない心温まるストーリーでした。

    小学校で6年生に読み聞かせました。
    タイトルを紹介すると白雪姫のようなお話を想像した子もいたようですが、意外な展開に引き込まれたのか、みんな熱心に聞いてくれてよかったです。
    5〜6年生への読み聞かせの選書はいつも悩むのですが、これは反応が良かったのでこれからも読んでいきたいと思いました。

    投稿日:2013/01/25

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  • 挿絵と物語のギャップ

    • たれ耳ウサギさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 女の子17歳、女の子15歳、女の子13歳

    アンニュイな表情の少女と毒々しいタイトル。
    何?この絵本。

    ところがところが、なんともハートウォーミングでちょっと物悲しい内容に感じ入ってしまいました。

    ほとんど魔法を使い果し、うらぶれ腹ペコの悪魔は、砂漠で母親とはぐれたジプシーの少女と出会います。
    「母親を探してあげよう」その言葉とは裏腹に悪魔はどうにかしてこの子を食べようと考えます。
    そして悪魔は自分を毒りんごの姿に変えます。

    ここから起る奇跡は、少女があまりに屈託無く、悪魔を信用したからでしょうか。悪魔は悪魔になりきれませんでした。

    突然表れるのりんごの木の形に胸がキュンとなります。

    本当の悪魔なんてこの世に存在しない。心の動きで誰でもが悪魔にも天使にもなるんじゃない?

    投稿日:2008/09/08

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  • 優しい少女、優しい悪魔

    • 蒼葉さん
    • 10代以下
    • その他の方
    • 群馬県

    「わぁ、いかにも外国人が描いた絵だなぁ」と思って表紙を見てみたらあら!日本人!すごいなぁと思いながら中身を読み進めていったら目がウルウルでした。

    お母さんとはぐれてしまった少女とおなかをすかした悪魔の不思議で感動のお話です。

    優しくてかわいい少女を何度も食べようと思ったけれど結局最後はリンゴの木になった悪魔。どんな人だろうと優しさに触れればその人もきっと優しくなれる。そんな事を学びました。

    やっぱり人には優しくしなくてはいけないと改めて思う絵本でした。

    投稿日:2008/08/07

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