「にんげんになったニクマンジュウ」 大人が読んだ みんなの声

小学１年生の友人の息子さんのお気に入りを借りて読みました。
一行目から「長新太ワールド」全開です。ニクマンがやってきた、でがっちりつかまれます。おだんこでもメロンパンでもなくニクマンです。絵本のキャラとして異例なところがさすがです。
頭がかたい方にはオススメしません。この世界を受け入れられる柔軟さがあれば子どもの謎が少しは解けるかもしれません。
バカバカしいだけでなく、少年の強さや心の変化もよく描かれています。

長新太ワールド炸裂です！
本当におもしろい！
グリーンアスパラをなげつけるシーンが大好きです。

おもしろくてちょっぴり怖い。ハマること間違いなしの一冊だと思います！
あなたの家にもニクマンがやってくるかも…！！

なんと不思議なことに、肉まんだって、修行をしたら人間になれるというのです。
豚珍楼（トンチンロウ）は、185歳のおじいさん。肉まんのうしろの薄紙をはがす時、このおじいさんが、呪文を言うと人間になるのです。
『マズトンチン　トンチント』
そして、おまけに29日の日曜日が、肉マンデー。

どこからどこまでが本当で、どこからが冗談なのか、ほんとうに訳がわからなくなってしまいます。笑い転げながらも、どこか笑えない時代風刺も交えながら、長さんワールド、大暴走でした。
真剣に考えると、ちょっぴり怖い…

もう、ありえないの連続で話に引き込まれ、あっという間に読みきってしまいました。

にんげんになりたいニクマンジュウ。
185歳のオジイサン。
実はニクマンジュウだった身近な人物。

と、魅力的なキャラクターが続々登場します。

もし娘がもう少し大きくなってこんなこと言ったらどうしましょう。

「お母さん！実はにくまんじゅうがお父さんになっているんだよ！」

大丈夫、大丈夫。
29日の月曜日に、やっつける方法を覚えましたから。笑