「いいから いいから3」 １２歳〜のお子さんに読んだ みんなの声

シリーズ3作目。
おじいちゃんのふところの深さにはまたまたびっくり。
だって、貧乏神を連れてきちゃって、どんどん貧乏になっていくのに、
いいからいいから。

こういう人って、「情けは人のためならず」で、人のためにしてあげてるのに、最後には自分にもちゃんといいことがあったりするんですよね。

そんなおじいちゃん、私にはまねできない（泣）

でも、そんな　なんとかなるさ〜　悪いことばかり続かない
みたいな気持ちになれる、おじいちゃん、素敵です。

おじいちゃんの生き方が素晴らしい寄ったりなのですが、何度読んでも理屈ぬきに楽しい絵本です。
何でも認めてしまうおじいちゃんの包容力には、否定的な思考は存在しません。
貧乏神にとりつかれ、泥棒が入っても、会社がつぶれても、食べるものが無くなっても、一向にめげることを知りません。
笑いこけながら、おじいちゃんには教わること大です。

貧乏神が来ても！お財布がなくても！ご飯が食べられなくても！お父さんがリストラされても！？
どんなことが起きてもすべて『いいからいいから』の一言で受けとめてしまうおじいちゃん。

この度量の大きさととぼけた笑顔。おおらかすぎます。偉大すぎです（笑）

人生の達人とはこのおじいちゃんみたいな人のことを言うのではないでしょうか。

ちょっとしたことで腹をたてたり落ち込んだりしてしまったときも
この絵本を読むと良い具合に脱力できそう。
いいからいいからという言葉は魔法の呪文なのかも｡

このシリーズは全４巻まであってどれも楽しい作品です。
是非ほかの巻もチェックしてみてくださいね。