美味しいものを食べると、「ほっぺが落ちる」と言いますが、
落ちたほっぺはどうなるの?という素朴な疑問から生まれた作品です。
なんと、ほっぺおばけが、素早く持って行ってしまうんですって。
しかも、そのほっぺで美味しいメニューができるというのです。
その発想にびっくりです。
さらには、そのほっぺ料理が美味しくて落ちたおばけたちのほっぺの行く末は、
なるほど!です。
これでみんな美味しい物を食べて幸せです。
幼稚園や保育園が出てくるので、その年齢層の子どもたちなら共感してもらえそうです。
私にとって、マットかずこさんは、息子の幼稚園配布の月刊誌付録のレシピで愛読していたイラストレーターさん。
上品なイラストと、スタイリッシュなレシピがお気に入りでしたが、
やはり、素敵なお料理ストーリーが欠かせませんね。
当時も垣間見えたカエル好き(登場人物がカエルでしたからね)が、
今作も、調理師さんのミトンで登場していますね。
かわいらしいおばけたちも上品で、子どもたちも気に入ってくれると思います。