「泣けないサボテン」
タイトルに、漢字が使われています。
本文にも「心」という漢字が使われていました。
内容をみても、
この絵本は、小さなお子さんよりも、
小学生や中学生、高校生に読んであげたら、
きっと響くんだろうなとおもいました。
周囲の人からの心ない言葉などが
「とげ」になり体に突き刺さる。
優しいから、投げ返すこともなく、
とげだらけになっていく。
泣くことさえも我慢するから、
その涙をたくわえて、砂漠でも生きていけるようになる。
お空が見守っていてくれて、ときどき雨を降らせて助けてくれる。
そうして、サボテンはすてきな花を咲かせる。
大人になり、ずいぶんと鈍感になってしまったので、
とげが刺さることもすくなくなりました。
この絵本を読んで、
思春期の感じやすい頃のことを思いだしました。
子どもが大きくなったときに、読んであげたいと思いました。