夏の昼下がりのひょうたん池。
題名の通り、いろいろな視点で描かれています。
ぼくはもちろんのこと、友だち、魚、鳥、生き物たち。
同じ空間にいるのに、そこで繰り広げられる様々な視点。
「だれかさん」が誰なのかを、絵から読み解くのも愉快です。
あとがきの注釈で、生態学上かやねずみのお父さんは子育てをしない、
とありますが、
お父さんからの視点とすれば、
これは、お母さんと子どもたちという解釈も成り立つのではないでしょうか。
片山健さんの重厚な絵が素晴らしいです。
小学生くらいからじっくりと絵を読んでほしいです。