一度した失敗を糧に謙虚なハエと、天狗になってどうしようもない蚊の話。
痛烈な風刺もこめられており、向こうの昔話なのかなぁと親しみを覚えつつ読みました。
身分社会など知らぬ娘は、単なる蚊とうしの対比として「ほんとに馬鹿だねぇ〜」と蚊にツッコミなんぞ入れておりました。
おもしろかったのが読んだ直後。
ブンブンブ〜ンと蚊が飛んできたので、スプレーをひとふき!
すると絵に書いたようにポト〜ンと落ちてき、思わず「調子に乗るからやんねぇ」と絵本に重ね合わせて笑いあいました。
そんな風にも読み取ることができ、小さい子でも楽しめるかと思います。
ところで。とても細密に描かれた絵ですが、ハエに針ってあるんだ?!