この絵本は、私の子どものころの記憶をそっと導き出してくれました。
小さいころどんなことをして遊んでいたかなんて、思い出すこともなくなってしまったけど、この絵本に出会って、思わず事細かに小さいときの自分の姿を思い出してしまいました。
子どもは、なにもないところでも、想像力を駆使して遊べてしまうものなのですね。その想像力は、大人の想像を超えて広がってるんだなあと、今となってはうらやましい限りです。
この絵本のなかのあそび場のように、あとから何十年たってふりかえってもまだ存在するような場所が、かつて子どもだったたくさんの大人たちにも存在しますように!自分が子どもであって、思い切り遊び、楽しんだという記憶が心のなかだけでなく、形として残っていたら幸せだなあって思いました。