そこにはテレビもゲーム機もパソコンもない。けれどもすごく豊な暮らしにみえます。
まさにスローライフとは、こういった生活のことなのでしょう。
古きよき時代のアメリカの年中行事を柔らかな色彩とタッチで描いています。
女の子であれば、誰もがその場面に居合わせたくなるような、わくわくする行事がページをめくるたびにあらわれます。
そこに描かれた人々のつながりの強さを感じます。みんなで楽しもう、
一人ひとりをお祝いしようという暖かさで、こちらも幸せな気分になります。
ONE FOR ALL ALL FOR ONE.
こんな言葉が、思い出されました。
雪の中でのそり遊び・みんなで作るメープルシュガー・カヌーでの
ピクニック・お人形たちのお祭り等々。
今、この時代に同じような事ができるとするならば、それは物凄く
贅沢な事になるでしょう。
でも、当時の人たちにはそれは当たり前の事だったのにね。
ターシャさんは今年6月にお亡くなりになったとの事。
最後までこの生活を守られたそうです。
最後のページに描かれている赤い実はクランベリーでしょうか。
わが家でも数日前に収穫を終え、ジャムを作りました。
ほんのほんの少しですが、ターシャさんの生活に近づけたような気が
しました。