スピアーファンの娘が借りてきました。
「ノアの箱舟」を扱った絵本はたくさんあって、この本が初めて読む「ノア本」なので、評価を迷いました。☆5つか4つか悩みつつ、4つにします。
スピアーの本らしく、読む部分はわずか2行の本文と、1ページの詩の引用。あとはひたすら細部まで描写し尽くされた絵が物語を語っていきます。ああ、私にもう少し旧約の知識があれば…とも思いましたが、絵だけでもお話は理解できます。
箱舟の外に取り残されたゾウやキリン。
それが何を意味するのかも、娘は分かったようで、「これって、悲しいお話なの?」と尋ねてきました。
読後、「もう、戦争の時代は終わったの?」という娘の質問に、しばし答えられなくなってしまった母でした。