私が読みました。
果物に関するありとあらゆることが描かれ、楽しくて夢中で読んでしまいました。
生態、花や、たとえばメロンだったらその主な種類、味、収穫方法、たねなどをとる機械に関すること、おばあちゃんの知恵的なこと、
歴史に関するエピソード、育て方、料理などなど、
分かりやすく、かわいいイラストで描かれています。
4コママンガにしてみたり、メモ風にまとめたり、コラムにしたり、
読みやすいし、分かりやすいし、視覚的にかなり工夫されています。
この丁寧な描き方、さまざまな話題などから著者の方の熱い果物愛が、
ヒシヒシと伝わってきます。
著者の方の、果物の味の表現の仕方も、私のお気に入りです。
そして、読み物としても、ちょっとした雑学としても楽しい。
昔の知恵的なものだけでなく、
自分たちも気軽にできる現代風な話題も多く、実際の生活にも使えそうなのがとっても嬉しい。
今年、息子と庭のチョコベリーの実をジャムにしたのですが、
この本の、「びんの殺菌・密封方法」を読んでからにすればよかった。。
果物を食べたあとのたねをまくページがあったり、
おいしそうなレシピも充実していたり、
この本を参考にしながら、親子で果物に関する何かを一緒にするのが楽しくなりそうです。
柿のにおいを弱める効能も知らなかったし、
洋梨のサラダがとても美味しそうでした。
杏仁豆腐は、本当はスモモのタネでできているのですね。アーモンドだと思っていました。。
また感じたのは、ちょっとしたスーパーで売っているフルーツの種類が豊富になってきた今だからできた本だとも思います。