音楽家の両親をもつロバートという少年のお話。両親は音楽で忙しく、二ヶ月もの長期の演奏旅行へ行ってしまうため、ロバートは祖母のところへ預けられます。おいていかないでとか、さみしいとか そういうことを母親に言わないロバートに初めはなんでそんなにクールでいられるのかと思いましたが、読み進めていくうちに、頑張って成長しようともがいている心境や、さみしい気持ちを抱え込んでんいる姿にぐいぐいひきこまれていきます。
キャンプで起こったハプニングにも、不安をもちながらも勇敢に立ち向かい最善の判断をくだす場面のロバートは本当に素晴らしく、少年の大きな成長に感動します。
ラストの母親との会話には涙がでそうになりました。