どんぐりの木を通して森の自然や虫たち、動物の様子を、まるでそこにいるように感じることの出来る絵本でした。
丁寧な描写が私の好みにぴったりです。
はだかんぼうの一本のどんぐりの木の先には「りんぺん」がたからものを守っている・・・。
想像しただけでもわくわく、春の訪れを待っている気分です。
四季折々に、虫や動物たちに(人間にも)ごちそうしているどんぐりの木ですが、ラストにはねずみのおかげで小さな芽を出すことが出来ます。
森では、分かち合い助け合ってはぐくまれるいのちの姿を
想像するとほっこりあたたかい気持ちになります。
子どもと一緒に大人にも読んで欲しくなる絵本です。