新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

サンカクさん」 夏の雨さんの声

サンカクさん 文:マック・バーネット
絵:ジョン・クラッセン
訳:長谷川 義史
出版社:クレヨンハウス
税込価格:\1,980
発行日:2017年08月
ISBN:9784861013416
評価スコア 4.43
評価ランキング 11,660
みんなの声 総数 34
  • この絵本のレビューを書く
  •  大阪は藤井寺市生まれの絵本作家長谷川義史さんが慣れ親しんだ大阪弁を駆使し、海外絵本の翻訳に新鮮な風を送ったジョン・クラッセンの『ちがうねん』や『みつけてん』。
     そのクラッセンが絵を描いて、マック・バーネットが文を書いたのが、もちろん翻訳は長谷川義史さんで、この絵本です。
     タイトルのとおり、主人公は「サンカクさん」。
     名前のとおり、体型だけでなく、家も家の出入り口も三角で、性格もどちらかといえば三角。丸い性格でないのは、間違いない。
     何故なら遠く離れたシカクさんのところまで、わざわざ「わるさ しにいく」ほどだから。

     三角の景色をすぎ、なんだかややこしいところも越え、しだいに景色は四角になっていきます。
     シカクさんの家に着いたサンカクさんは、ヘビがきらいなシカクさんに「シャーッ!」とヘビのマネして驚かせて喜んでいます。
     やっぱりサンカクさんの性格は、丸くありません。
     それでもシカクさんには「おこらんといてえな」なんてシラッと言うのですから、ちょっと友達にはしたくありません。
     そこでシカクさんはその仕返しに、わざわざ遠くのサンカクさんのお家まででかけることになります。
     この二人、仲がわるいのか。本当はとっても仲がよかったりして。

     ジョン・クラッセンの絵がとってもいい。
     この絵を見ているだけで、心がほっと丸くなります。
     そして、何より長谷川義史さんの大阪弁がごっつうはまってます。

    投稿日:2018/06/03

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「サンカクさん」のみんなの声を見る

「サンカクさん」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

どうぞのいす / はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん / じゃあじゃあびりびり

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • なまえのないねこ
    なまえのないねこの試し読みができます!
    なまえのないねこ
    出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
    ぼくは ねこ。なまえのない ねこ。ひとりぼっちの猫が最後にみつけた「ほんとうに欲しかったもの」とは…


いくつのえほん掲載絵本児童書一覧

全ページためしよみ
年齢別絵本セット