勝手に短くなったからって捨てないけど、まだまだ使えるんだから大事にしてほしいと常に話していました。ノートだって、たった一枚のティッシュも米つぶ一つでも。
捨てられた短くなった黄色いクレヨンがまだまだ役に立ちたいと旅にでます。
消えそうになった靴の絵や、おもちゃの自動車。役に立つたびにクレヨンが短くなっていくのが、寂しさを漂わせていますが。時系列がしっかりして子供にもその点も呼びかけながら読んでいきます。
人に役に立つ喜びと、愛着があったものでもいつかはお別れしないといけない寂しさも一緒に教えることができます。
なかなか良い絵本です。