表紙のライオンと鳥がとても魅力的で、手にとりました。
広い草原に、たった一匹残されたライオンから、物語が始まります。
ライオンは肉食ですが、他の動物がいないので、草や虫を食べて暮らします。「にくにくしいものが食べたいな」と思いながら。
そこへ訪れた、旅鳥のヨナキウグイス。
ライオンは鳥を食べず、二匹は寄り添って暮らします。
やがて、別れが訪れ、100年がたちました。
二匹は、姿を変えて再会します。
テーマは、輪廻転生と縁、でしょうか。
なかなか、重たいお話だと思いました。
出会うべき時に出会ったら、大切な一冊になりそうな本だと思いました。